ドラえもん&のび太、実在の“宝島”に上陸!帆船「ドラりん丸」で全国回遊

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2018年3月3日公開の『映画ドラえもん のび太の宝島』。この度、実際にドラえもんとのび太が日本に実在する“宝島”に上陸した。

シリーズ38作品目となる本作は、光り輝く大海やどこまでも広がる青い空、白い雲が印象的な“宝島”を舞台に物語が展開。大泉洋がのび太たちを襲う海賊船の船長“キャプテン・シルバー”役で出演することが発表されるなど話題となっている。監督は、テレビアニメ『ドラえもん』(テレビ朝日系)の演出を数多く手がけ、映画シリーズの監督を初めて務める今井一暁。脚本は、映画『君の名は。』『バケモノの子』などを手掛けた映画プロデューサーで、小説家としても活躍する川村元気が務める。

ドラえもんとのび太が訪れたのは、鹿児島県の屋久島と奄美大島の間にあるトカラ列島に実在する、面積7キロ平方メートルの小さな島。珊瑚が隆起してできており、自然、動物、植物、どれを取っても多様性に富んでいる。透き通る海の青さ、隆起サンゴ礁の島独特の奇岩、草原でのんびり草を食む牛たち。どこか異国情緒のある景観が広がっている。現在約140人が住んでいるここは、その名のとおり、イギリスの海賊・キャプテンキッドがかつて財宝を隠したという伝説があり、実際に国内外から多くの探検家や賞金稼ぎが訪れたと言われ、歴史的にみても宝島というネーミングにふさわしいロマン溢れる島です。

本作の物語にちなみ、2人は宝島を目指すことに。1998年に公開された『映画ドラえもん のび太の南海大冒険』以来20年ぶりに復活した、全長50メートルを超える本物の帆船「新生ドラりん丸 キャプテンドラえもん号」に乗船し、大海原へ向かっていざ出航。宝島までの航海中、のび太は“キャプテンドラえもん”の指示のもと、甲板の掃除、見張りや舵取りを行い、見事乗組員デビューを果たした。

そして、ついに宝島に上陸成功。実在する宝島は、思い描いていた通りの青い海と白い雲、緑豊かな自然に溢れる素敵な島だ。ドラえもんたちの上陸を待ちわびて、宝島の港に集まった島民たちは、海の向こうに「キャプテンドラえもん号」が見えた瞬間に大歓声をあげ、手づくりのドラ帽子と画用紙にそれぞれが書いた歓迎メッセージで熱烈に出迎えた。さらに歓迎のしるしとして、宝島名産の島バナナを子どもたちからドラえもんとのび太にプレゼント。その後は子どもたちと一緒に「キャプテンドラえもん号」に帆を張ったり、島民たちと記念撮影をしたりと、ドラえもんとのび太は楽しい時間を過ごした。惜しくも今回はキャプテンキッドの財宝は見つからなかったが、子どもたちとの思い出は宝物以上のものになっただろう。「次に宝島へ上陸する時は、きっと財宝を見つけるぞ……!!」と気合十分のドラえもんとのび太だった。

なお、宝島上陸に成功した「新生ドラりん丸 キャプテンドラえもん号」は、現在も日本全国を航海中。2018年2月3日(土)、4日(日)に横浜・みなとみらいのぷかり桟橋で行う「キャプテンドラえもん号」凱旋イベントを皮切りに、3月18日(日)に名古屋、3月31日(土)に神戸、4月19日(木)に長崎など、全国を回遊して寄港する予定だ(※寄港場所、寄港日は変更の可能性あり)。

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