沢村一樹×高嶋政伸『DOCTORS』3年ぶり復活!“卓ちゃんママ”役で松坂慶子

公開: 更新:

沢村一樹主演の本格医療ドラマ『DOCTORS~最強の名医~』(テレビ朝日系)が、3年ぶりに復活。2018年1月4日(木)21時より、新春スペシャルとして放送されることがわかった。

大ヒット作を連発してきた脚本家・福田靖が描く本作は、2011年に連続ドラマとしてスタートし、平均視聴率14.8%、最高視聴率18.5%を獲得した人気シリーズの最新作。2013年の連ドラパート2では平均視聴率18.3%、最終回には最高視聴率21.7%を記録、その後も連ドラパート3とスペシャルドラマ2本を放送。堂上総合病院を舞台に、スゴ腕の外科医・相良浩介(沢村)と、腕は確かだが人間性にやや問題アリな外科医・森山卓(高嶋政伸)が、対立しながらも医療のため尽力していく。

今作では、堂上総合病院の院長・堂上たまき(野際陽子)が、突然ブータンで開業を決断。日本を離れたたまきに代わって、甥であり、たまきの心配のタネでもあった森山が新院長に就任。しかし、「関東病院長会議」で他病院の院長からバカにされた挙げ句、うさん臭い経営コンサルタントを招き入れ、さっそく病院経営に迷走する。

さらに今回は、これまで謎のベールに包まれていた森山新院長の“ママ”がついに初登場。“卓ちゃんのママ”こと森山日美子を演じるのは、柔らかな雰囲気と優しい語り口が魅力の松坂慶子。劇中では、松坂と高嶋が繰り広げる“ママと卓ちゃんの日常”も展開する。そんな日美子は、ある日急激な腹痛を訴え、堂上総合病院に搬送されて来る。日美子の主治医を引き受ける森山だが、緊急手術の必要性が浮上し、実の“ママ”にメスを入れることになってしまう。果たして、森山は平常心で母親の手術に臨むことができるのか。

一方、相良の元には生体肝移植手術を求め、一人の女の子とその両親がやってくる。他病院からの転院で移植手術を希望する家族に、一旦は受け入れを了承したものの、経営コンサルタントの入れ知恵により森山新院長が「断れ」と言ってくる事態となる。

「スペシャルをやると聞いた時、“やっとできる!”というのが率直な気持ちでした。でも実際撮影に入ってみると、不思議と久しぶりな感じがしなくて……(笑)。やはり長くやってきたシリーズだからなのでしょうか。相良の策士ぶりもパワーアップしています。森山先生に対する“イジワル度”は前よりも増していて、翻弄させてやろうという強い意図を持ってやっている感じ。パート1の相良に戻っているような部分もあるので、その辺りも楽しんでいただけたら」と手応えを語る沢村。森山親子については「森山先生の奇怪っぷりと珍行動は相変わらず、というかさらにパワーアップしています。新たに登場するお母さんもなかなか強烈なキャラクター。お二人の絡みにはまったく違和感がないんです(笑)。何て最高のキャスティングなんだろうと驚いてしまいました(笑)。高嶋さんも“卓ちゃん”という役がとても好きなのでしょうね。現場でも楽しそうに演じていらっしゃいました」とコメント。

さらに今回は、野際さんが亡くなってから初めての『DOCTORS』。「松坂さんが“卓ちゃん”と呼んでいるのを見ると、やはり野際さんが“卓ちゃん”と呼んでいたあの姿を思い出してしまうんです。野際さんが作品の中で大きな柱を担ってくださっていたのは間違いないですが、もしかしたら森山先生のあのキャラクターを作り上げたのも、野際さんだったのかもしれないと感じています。正直、僕はまだ野際さんがいらっしゃらないこと、ピンときていないですが、このドラマが続く限り、作品の中で野際さんが生き続けて行くのだと思います。見てくださる皆さんにも、そんな気持ちを抱いていただけたら。お正月をゆっくり過ごして“さぁ、今年もバリバリ働くぞ!”という時期の一歩手前に、ご自宅で2時間楽しんで見て欲しいです」と語っている。

一方の高嶋は「また森山を演じられるとは夢にも思っていなかったので、本当に嬉しいです。森山先生は独特のテンションなので、台本を何度も読み返して役を身体に馴染ませているのですが、長くやってきたチームなので、みんな気心も知れていますし、撮影現場もとても和やかに進行しています。ついに院長というポジションに就いて、お坊ちゃま度、お人好し度にも拍車がかかってくるのですが、“ママ”の存在によって、院長としてちょっと足を引っ張られてしまうんです。超マザコンな卓ちゃんが“ママ”を巡って繰り広げるバタバタや空回りは、まさに福田さんの脚本の面白さだと思います」と語る。

さらに今回は、森山の代名詞でもある“んんんっ”のバリエーションが増えているという。「怒りや悲しみを表現し、もはや“言語化”したさまざまなパターンの“んんんっ”が飛び出すので、視聴者の皆さんには是非楽しみにしていただければ……」とアピール。

そして、松坂は「日美子は、きっといいお家柄の家庭でのびのびと育ったスケールの大きい女性なのだと思います。そしてそういうお母さんから生まれた卓ちゃんだからこそ、あのようなユニークな子に育ったのだろうなと。突拍子もないことを言ったり、個性的な行動をしたりというのも、きっと育ってきた環境の中では普通だったのかも……(笑)。野際さんが演じられていた日美子の姉・たまきさんもスケールの大きな女性でしたし、その妹ですものね。卓ちゃんも日美子さんも、そんなスケール感の大きいところが大好きです! ときにコミカルな中にシリアスな心情をすくい上げる、とても見ごたえのある作品となっておりますので、皆さんも是非楽しみにしていただけたら」とメッセージを寄せている。

PICK UP