岐洲匠の父役に山崎銀之丞『宇宙戦隊キュウレンジャー』が新展開

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テレビ朝日系、日曜朝の特撮番組『宇宙戦隊キュウレンジャー』に、俳優の山崎銀之丞が「アスラン王」役として出演決定。11月12日放送の第37話より、惑星カイエンを治めるアスラン王と、その血を引くラッキー王子(岐洲匠)は、なぜ離れ離れになってしまったのか……父と息子の物語が始まる。

スーパー戦隊シリーズ41作目となる『宇宙戦隊キュウレンジャー』のモチーフは「宇宙×星座」。これまでスーパー戦隊は5人組というスタイルが多かったが、本作はシリーズ史上初の試みで最多人数 “9人の究極の救世主”が宇宙を駆けめぐり、悪に支配された銀河を解放に導いていく。また、初心にもどって次世代を切りひらく意味も込められ、タイトルもシリーズ第1作「ゴ(5)レンジャー」にならい「キュウ(9)レンジャー」と名づけられている。

10月29日に放送された第36話で明らかとなった、ラッキーの父の存在。幼少期に離ればなれになっており、ラッキーの記憶にもおぼろげ。それでも、心の中の父は「どんな辛い時でも、きっと未来は開ける。苦しい時こそ、己の運を信じるのだ」と、常にラッキーを励ましてくれる存在だった。その父が、故郷の惑星カイエンで生きていることが判明。父・アスランは故郷である惑星カイエンを治める王で、息子のラッキーは王子であることも明らかとなった。しかし、現在の父は宇宙幕府ジャークマターの手下となり、民を苦しめているという。

第37話では、そうした真相を確かめるため、ラッキーは仲間のキュウレンジャーたちと惑星カイエンに上陸。父・アスランと運命の再会を果たすが、そこには思いもよらぬ困難が待ち受けていた……。

アスラン王を演じる山崎から、この度コメントが寄せられたので以下にて紹介する。

<スーパー戦隊シリーズ初出演の感想>
うちは子どもが二人とも男の子でまだ小さいものですから、もう大喜び! 一応、「お父さんはもしかしたら悪い役かもしれないし、死んじゃったりするかもしれないけど、どうだ?」って聞いてみたんですけど、「全然いい!」って(笑) 何に出演しても喜ばない子どもたちに、やっと「勝った!」という気持ちです(笑) 息子たちも、やっと父親が役者の家に生まれてきて良かったと思っているんじゃないですか? 僕自身は、役者として特撮の現場にとても興味があります。スタッフはみなさん、このスーパー戦隊シリーズが大好きで、それぞれに特殊な技術を持っておられる。そうした方々と共同作業ができるのは、本当にうれしいですね。

<スーパー戦隊シリーズの思い出>
若いころ、デパートの屋上でやっていた『大戦隊ゴーグルファイブ』(1982~1983年)のヒーローショーでアルバイトしていたことがあるんですよ。動けもしないのに当時のヒーローを演じて、ファンの女の子たちに出待ちされていました(笑) あれから30年以上が経っているのに、いまでもこうして番組が続いていて、子どもたちもそれを喜んでいるというのは、世の中捨てたものじゃないなと思いますね。

<岐洲匠の印象>
若いしイケメン! 岐洲君に限らず、「お前らみんなかっこいいよね。なんでそんな風に生まれたんだ……(笑)」と、最初はあっけにとられてしまいました。役者としては、これまでの過酷な撮影の中で、いろんなことを学んできたんだなという足跡を感じます。それに、皆さんこの作品に選ばれているという強運の持ち主。これから、さらに頑張っていくでしょうし、また別の作品で会えるかもしれないと思うと楽しみです。

<見どころ>
僕が台本を読んで思ったのは、「アスラン王ってなんなんだ? 父親のはずなのに……」ということでした。視聴者の皆さんもきっとそう思うでしょうが、アスラン王がラッキーにとってどういう父親なのか、なぜ息子に刃を向けるのか……といった謎は徐々に解き明かされていくのでお楽しみに。また、そのベールが少しずつはがれていくことで、ラッキーのバックボーンも明らかになります。僕としては、ラッキーとの間に血の通ったものが伝わればと思っていますので、宇宙を舞台にした非日常の物語に、親子という日常性が加わる展開をぜひ楽しんでください。

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