亀田親子『しくじり先生』最終回で“内藤大助”戦を語る…親子愛に若林も涙

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元プロボクサーの亀田興毅と父親の亀田史郎が、9月24日放送の『しくじり先生 俺みたいになるな!!』最終回(テレビ朝日系列、毎週日曜21:58~)に出演。亀田三兄弟のボクシング人生を振り返った。

興毅が生まれることになってプロボクサーになる夢を諦めたという史郎。自分の夢を子どもに託すため、小さい頃からボクシングの英才教育を施していったという。そのオリジナリティー溢れる練習方法について史郎は「映画などを見て研究した。自分の分かっていない練習はさせない」とし、様々なトレーニングを編み出していく。

一番効果のあったメニューを聞かれた興毅は“少林寺”と回答。その内容は、細い木の上につま先で乗ることで体幹を鍛えるという方法だ。そこでシャドーを繰り返すことで、実際にリングに戻って練習をすると「踏み込むイメージが変わった」と振り返った。

こうしてボクシングを続け、さらに結果を残すことで、彼らの活躍はすぐにマスコミに知られることに。そして、彼らのビックマウスはたびたび注目を浴びたが、実はすべて史郎のプロデュースだった。興毅らは言われるがまま演じていたそう。興毅は当時を振り返り「調子に乗っていた」としくじりを反省した。

興毅が世界チャンピオンになり、次に次男である大毅の初世界戦を迎えたわけだが、その時の相手が当時WBC世界フライ級王者の内藤大助だ。世間から“反則を指示したのではないか”と叩かれた疑惑の試合である。

試合前、亀田家は内藤が30代でベテランだったこともあり「正直舐めていました」と告白。だが、いざ試合が始まると大毅のパンチが当たらず、内藤のテクニックに翻弄されてしまったそう。8ラウンド終了時点で内藤が大量リードしていたこともあり、KOでしか勝利することができない状況に追い込まれていた。内藤が目の上をカットしていることから史郎と興毅は、そこを責めてTKO(負傷のために試合が続行できない場合などに試合を中止し勝敗を決めること)を狙うしかないと激しい言葉で煽ったそう。結局この試合は、大毅の度重なる反則で大差の判定負けを喫した。

このことから亀田家は大バッシングの的に。マスコミからも世間からも叩かれることになった。すぐに謝罪会見をした史郎だったが、いつもと同じような態度でマスコミに接したため、非難を浴びてしまう。後日、興毅が矢面に立ち、謝罪をして収束を迎えた。なぜ2回目の謝罪会見に現れなかったのか聞かれた史郎は「出たら一緒のことが起きるので、興毅が“また抑えられなくなるから親父やめとこ”と止めてくれた」と明かした。

最後に史郎は涙ながらに「興毅、大毅、和毅……こんな親父についてきてくれてほんまにありがとう。今までいろいろなことがあったけど悪かったな」と本音を吐露。その熱い思いに先生役のオードリー若林正恭の目にもうっすらと涙が溢れていた。インターネット上では、「賛否両論あるのかな…亀田親子、僕は感動した」「めっちゃ感動したし、泣いてしまった」「本当に色々あったけど、この家族の絆はすごいと思っている」「亀田親子の不器用ながらも思いをまっすぐに伝える姿見て頑張って欲しいと思った」といったコメントがあがっていた。

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