松井珠理奈、プロレスにさらなる意欲「どんどん挑戦を受けたい!」

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AKB48メンバーが、女子プロレスの世界に殴り込み、真剣(ガチンコ)勝負を繰り広げた連続ドラマ『豆腐プロレス』(テレビ朝日系列)のリアルイベントが29日、プロレスの聖地・後楽園ホールで開催。宮脇咲良松井珠理奈ら総勢31名のアイドルが壮絶試合を繰り広げた。

この作品は、“AKB48グループメンバー×プロレス×ドラマ”という前代未聞の組み合わせで反響を巻き起こし、その白熱したプロレスシーンはアイドルファンのみならず、プロレスファンをも魅了。既にドラマは最終回を迎えているが、「豆腐プロレス The REAL 2017 WIP CLIMAX」と題したリアルイベントが開催。ドラマ内で数々の名勝負が繰り広げられたWIP“OVER THE TOP”から2年の歳月が経過したという設定で、ドラマの名場面を思い起こさせる闘いを繰り広げたのはもちろん、新たに道場入りしたフレッシュなAKB48メンバーも参戦、半年にわたる極秘トレーニングを乗り越えてきたメンバーたちが壮絶な闘いを展開した。

イベントは、WIP代表・白金ジムオーナーの矢崎英一郎役の渡辺いっけいによる対戦カードの発表からスタート。開幕から会場は「オオーッ!」という大歓声に包まれていた。そして、第1試合から新旧メンバー入り乱れての白熱ファイトが展開、アイドルとは思えぬほどの大技の応酬の連発に、開始から会場のボルテージは最高潮。そして注目のセミファイナルは<工事現場同盟>ユンボ島田(島田晴香)、クイウチ松村(松村香織)とアメリカから来たデビー・コング、シェリー・ヤマナカのペア。この試合では、クイウチ松村が“クイウチドライバー(片エビ固め)”で17分38秒でシェリー・ヤマナカを沈めて勝利。9月をめどにグループ卒業&芸能界引退を発表しているユンボ島田こと島田が去り際に「こいつらを応援してやってくれ」と後輩たちへの応援を会場に頼むと、観客からは大声援が沸き起こった。

そして、メインイベントは、<パワーストーンズ>ハリウッドJURINA(松井珠理奈)&道頓堀白間(白間美瑠)VS<錦糸町道場>チェリー宮脇(宮脇咲良)&ロングスピーチ横山(横山由依)という対戦カード。試合の前には8月30日発売の「#好きなんだ」収録の「ギブアップはしない」を4人で披露し、ゴングが鳴った後はJURINAが“フライングJURINA”、宮脇が“サクラスペシャル”など必殺技を繰り出し、これまでの集大成ともいえる激闘を繰り広げた。

最後は、21分42秒でJURINAが新必殺技“ハリウッド式ディスティーノ(片エビ固め)”で横山を破り、パワーストーンズが勝利。新日本プロレスの永田裕志選手からチャンピオンベルトが授与され、「応援してくれた皆さん、愛してまーす!」というJURINAの絶叫で試合を締めくられ、メインイベント終了後は、全選手で、ドラマ主題歌でもあった「シュートサイン」が披露された。しかし、その直後、オクトパス須田(須田亜香里)を中心とする<反体制軍団>がチャンピオンベルトを強奪するという予想外のハプニングが発生。場内は騒然し、謎が残されたままイベントは幕を閉じました。

リアルイベント開催後に行われた囲み取材には、宮脇、松井、横山、白間が出席。試合を振り返り、宮脇は「今日は、チェリー宮脇としても宮脇咲良としてもリングに立った気持ちでした。役との境目がなくなって本気で立っている瞬間がありました。相手がベルトを受け取っている瞬間は本当に悔しくて、ここまで人前でガチ泣きしたのは初めてかもしれません。勝つというのは本当に難しいことで、現実の世界でも負けを感じることが多いので勝った達成感を味わいたいと心から思いました」。横山は「AKB48のコンサートとはまた違う緊張感があって、咲良と励ましあいながら挑んだのですが、負けるのって本当に悔しくてどうにかして勝ちたいと思うものなんやな、と思いました。やっぱり勝って終わりたいねと、試合が終わってからも2人で話し合いました。勝つまではやりたいです!」と。

一方、パワーストーンズの白間からは、「プロレスってこんなにも興奮するものなんやと思いました! メンバーの試合を見ていて、目力や表情に、じわじわとくる興奮がありました。道頓堀白間はセクシーなキャラクターなのですが、自分でもすごく興奮しました! 本当に気持ちよくてもっともっとセクシーさ、強さを出したい! と、自分の中の貪欲さが芽生えてきて、今もメラメラしています。ガチでやると、本当に新しい発見ができるなと思いました」。そして、見事はプロレスを披露した松井からは「後楽園ホールというプロレスの聖地で興業をやると聞いて生半可な気持ちではできない、プロレスファンの方にがっかりされないような試合をしなければいけないというプレッシャーを、たぶんメンバーの中でいちばん感じていたと思います。でもメンバーが本気で試合している姿を見て、改めて私自身本気でやらなければと感じ、メンバーから気合をもらって、最後までやりきることができました」と語り、「プロレスをやればやるほどプロレス熱が増し、試合をするのも見るのも好きになりました。まだ試合をしてみたいなと思うメンバーがたくさんいますし、また違う選手と戦ったら、また違うJURINAを見せられる自信があるのでどんどん挑戦を受けたいなと思っています!」と意欲を燃やしていた。

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