バカリズム、“俳優にネタを書く”のを全力拒否「やりたいと思わない」

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芸人が書いたネタを役者が表現するというネタ番組『笑×演』(テレビ朝日、毎週水曜25:56~)が、7月15日(土)21時58分からテレビ朝日系列全国ネットにて、ゴールデンタイムで放送されることがわかった。

2017年1月に特番として初登場し、“笑いのプロ”である芸人がネタを書き、“演じるプロ”である役者が表現する“芸人が書いた台本”を“役者が演じる”という、ありそうでなかったネタ番組として反響。深夜のローカル放送にもかかわらず、OA中は急上昇ワード1位獲得も。4月からはMCとしてバカリズムとアンタッチャブル・山崎弘也を迎え、レギュラー番組としてさらにパワーアップ。毎週、“笑い”と“演技”が予想外の化学反応を巻き起こし、さまざまな伝説を生み出してきたが、レギュラー放送は関東ローカル放送のため、全国のお笑いファンから「私も見たいのに!」と度々、インターネット上で悲鳴が上がっていた。

そして、レギュラー化から3カ月。全国ネットでの今回のスペシャルには、ナイツが永井大&甲本雅裕のドラマ『遺留捜査』メンバーコンビにネタを執筆。また、あのピコ太郎のプロデューサー・古坂大魔王が釈由美子&山西惇の個性派男女コンビにネタを提供!? そして、ロッチが加藤諒&神保悟志の個性派俳優コンビに、アンガールズが渡辺裕之&野村将希のベテラン俳優コンビにコントを、ハライチが奥菜恵&堀内敬子の女優コンビにシュールな漫才を書き上げる。

スペシャルの収録を終えたバカリズムは、「この番組は、そもそもレギュラー回が豪華! 芸人さんたちも役者さんたちも、ホントによく出演を了承してくださったなあと思う方々ばかりですからね。今回のスペシャルも、またまた豪華な方々が出て下さいました!」と、みどころをPR。山崎も「スペシャルは笑いあり、涙ありでしたね。この番組はバラエティーでもあり、ドキュメンタリーでもある。そして、ひとつひとつが“作品”でもあるんですよね」と、しみじみ収録を振り返った。

俳優にネタを書く作業については、スタート前から拒否していた2人。バカリズムは「作る大変さがわかるからこそ、やりたいと思わないです。人がやっているのは見たいけど(笑)」と話し、山崎は「プロ野球でもフロントは野球経験者ではない方がいいというでしょ? 我々も入り込み過ぎちゃうと、ね……(笑)。芸人たちの苦労を見れば見るほど怖くなります!」と、その意志は変わらないらしくやはり全力で拒絶。バカリズムはさらに「この『笑×演』は、単なるネタ番組よりさらに幅広い層が見てくれると思うので、もっと早い時間帯でやっても恥ずかしくない、スゴイ内容だと思います! なんといっても毎回、新ネタばかりですしね!」と番組の面白さを力説。山崎も「今後もジワジワとこの番組の面白さが話題になって、時間帯も少しずつ昇格していければうれしい。そういう意味でも今回の22時台のスペシャルはチャンスですね!」と、今後の展望を熱く語っていた。

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