小田和正、優しい歌声で『遺留捜査』に寄り添う

公開:

上川隆也が主演する人気シリーズ『遺留捜査』の第4シーズン(テレビ朝日系列、毎週木曜20:00~)が7月13日初回2時間SPでスタート。その主題歌を、小田和正が担当することが明らかになった。

『遺留捜査』 第3シーズン(2013年)で主題歌「やさしい風が吹いたら」を書き下ろし、ドラマスペシャル『遺留捜査』第1弾~第4弾(2013年~2015年)でも主題歌としてすっかりこのドラマのテーマ曲に定着していたが、第4シーズンでも再び小田が主題歌「小さな風景」を書き下ろす事になった。自身が連続ドラマに主題歌を書き下ろしたのは今回で14作品目、NHK総合木曜時代劇『吉原裏同心』(2014年)の主題歌「二人」から約3年ぶりとなる。

本作で、上川が演じる糸村聡は、事件現場に残された“遺留品”から事件そのものを解決するだけでなく、遺族の心情をも救う優しさと、超マイペースで空気を読まない不思議キャラで、視聴者を虜にしてきた。そんな彼の活躍を描いてきた人気シリーズの第4シーズンは、京都が舞台となる。

今回の主題歌「小さな風景」について、小田は「いなくなってしまった人との思い出を懐かしくたどるだけでなく、自分の知らないその人もきっとどこかにいたのだろうと想う気持ちに触れたかったのです。それが「君の心の中の 小さな風景」になりました。小さな風景は幾つもあるんだと思います。この曲は出来るだけ言葉数を少なくと初めから考えていました。短く印象的な歌にしたかったのです」とコメントを寄せている。

また、小田の歌声は「今や欠かせないもの」と、同ドラマのゼネラルプロデューサー三輪氏は明言。「今回、京都を拠点に新たに生まれ変わる2017年の新『遺留捜査』に、新たな優しい空気を吹き込んでいただきたく、無謀にも新曲をお願いしてしまった次第です。なんと快諾してくださり、本当に感謝しております。今回の「小さな風景」は、見過ごしがちな日常をテーマに、静かで温かな曲になっています。いつもの小田さんの優しい歌声で『遺留捜査』をまた新たな世界へと連れて行ってくれます。小田さんの「小さな風景」を是非、ドラマとともに楽しみにしていただけたらと思います」とアピールした。

4年ぶり2度目のタッグとなる上川は、「これまで主人公・糸村は、遺留品に拘り、人の想いを繋げてきました。今回もそれは、決して変わりません。そして、これまでの『遺留捜査』は主題歌に恵まれ過ぎていました。今回、それも変わりませんでした。小田さんの優しい歌声が物語とシンクロして、登場人物の心情に重なる瞬間が、またやって来ます。変わっていない事を散りばめて、しかし大きく変わった今回の『遺留捜査』、是非御覧下さい」と語った。

PICK UP