銀シャリ、M-1優勝でギャラ4倍に…

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『M-1グランプリ 2017』の開催会見が22日、東京渋谷・ヨシモト∞ホールにて行われ、昨年の王者・銀シャリ鰻和弘橋本直)がゲストで登場。優勝してから仕事状況も一変したようで、ギャラもアップしたことを告白。そのリアルな数字に会場を驚かせていた。

『M-1グランプリ2017』の出場資格は、昨年と同様。コンビ結成15年以内。2002年1月1日以降に結成したコンビなら、プロ・アマ問わず出場が可能となっている。優勝賞金は1000万円。審査基準は「とにかく面白い漫才」だ。8月1日から予選が行われ、1回戦、2回戦、3回戦、準々決勝、準決勝と5回の予選を勝ち抜いた組が、12月に行われる決勝戦に進出することができる。また、準決勝で敗れた組には、決勝当日に行われる敗者復活戦の出場権が与えられ、勝者1組だけが決勝に駒を進めることができる。

トータルテンボスが司会を務めたこの会見。昨年の優勝者として銀シャリが登場すると、優勝後の近況について質問。一昨年は2位だったが、昨年は優勝と確実にランクアップしていった彼らだが、橋本は「2位でも凄いじゃないですか。でも、誰からも連絡は来ませんでしたが、優勝すると全然違います。連絡の件数も何百件だった」と告白。さらに、「仕事も沢山いたけるようになり、ギャラも4倍になりました」と明かし、リアルな数字の発表にトータルテンボスも驚いていた。

また、優勝者は1000万の賞金が貰えるわけだが、その使い道について橋本は「親にあげて、東京に引っ越して、後輩とご飯食べました」と、その爽やかな使い方でトータルテンボスを驚かせたが、一方の鰻は、「(コンビなので)500万ずつ分けるのですが、僕は結婚式での借金がありまして返済で380万。あとは手術代に……」と話すと、すかさずトータルテンボスの2人から「手術?」とツッコまれ、「男の下の方をちょっと……」とオブラートに包みながら、20万円かかったと話し、他の返済も加えて、「手元に10万円残ったんですよ。でも、ある番組の企画で、10万を競馬で増やして、ニュースで話題になりましょうという話がありまして結果0円です」と明かしていた。

また、この会見を持って、2017年のM-1のエントリーが開始。銀シャリもエントリーの有無について聞かれ、観客、マスコミが注目を集める中、かなりもったいぶりながら、満を持して「しません!」と宣言。会場との温度差から微妙な空気になったが、「チャンピオンになってもまだ発展途上ということで」と橋本が慌ててフォローしていた。

続いて、エントリーを待ちきれないという芸人たちがこぞって舞台に登場。和牛、スーパー マラドーナ、さらば青春の光、アキナ、カミナリ、スリムクラブ、相席スタート、南海キャンディーズ、とろサーモン、三四郎、ミキ、霜降り明星という豪華な顔ぶれに会場からは大歓声。漫才の激戦が始まる前に、ここではまず激しい舌戦を繰り広げてもらおうと、「これだけは言わせてくれ」というテーマで暴露大会が決行された。

トップバッターの和牛が自らの全国ツアーを宣伝し総ツッコミを受けると、さらば青春の光・森田哲矢は相方の東口が「東ブクロ」に改名したことを報告し、こちらも「どうでもいいわ!」とツッコミを受けていた。南海キャンディーズは、しずちゃんが「優勝したあかつきには右乳を出します」と仰天発言。さらに、とろサーモンの久保田和靖が持ち前のゲスキャラ全開で暴走。その後、ミキの兄・ 昴生が弟だけABC放送でレギュラーがあることを嘆き、霜降り明星・せいやがライブ『M-1 グランプリリターンズ』の裏話を暴露するなど混乱が続いていたが、最後は相席スタートの山添が 「僕ら去年決勝9位でしたが、男女コンビでは優勝なんです、もっと褒めてほしい!」とM-1会見にふさわしいコメントできっちりと締めていた。

その後行われた質疑応答では、王者の銀シャリが今回エントリーする出場者へと、アドバイスを問われ、「今日の感じの雰囲気でいけたらいいですよね」(鰻)、「1回決勝出た人は強いですよ。リラックスできたら」(橋本)と回答。続けて「M-1は自分にとってどういうものか?」という質問には、「死ぬ時に自分の人生のピークどこでしたかって聞かれたら間違いな“M-1です”って言えます」(スーパーマラドーナ武智)、「マンモスのためです。僕、人生のことマンモスって言ってます」(アキナ山名)、「ここまで大きくしてくれた人たちのために」(カミナリ竹内)、「1人の女性を笑わすためにやってます。その女性は上沼恵美子さんです」(スリムクラブ真栄田)と個性的な回答が繰り広げられた。

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