渡瀬恒彦さん不在の『9係』“決意表明”ともとれるシーンが話題に

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3月に亡くなられた俳優の渡瀬恒彦さんが出演してきた人気刑事ドラマ『警視庁捜査一課9係』(テレビ朝日系列、毎週水曜21:00~)。初回から渡瀬さん演じる加納倫太郎こと9係係長が不在のままスタートしたが、4月26日放送の3話冒頭で、これからの決意表明ともとれる9係メンバーの台詞があり、ネット上では「涙が出る」「切ない」といったコメントがあがっていた。

この回の冒頭、神田川警視総監(里見浩太朗)に呼び出された9係のメンバー。警視総監より、「加納くんには、内閣テロ対策室で頑張ってもらっている。何か不都合なことはないかね?」と聞かれる場面があり、それに対して、小宮山志保(羽田美智子)が、「大丈夫です。このみんなで、やっていこうと思います」と。続けて、警視総監は「今、私が言ったことを本当に理解しているのかね?」と聞くと、加納とペアを組んでいた浅輪直樹(井ノ原快彦)が、「はい。そのつもりです」と答えていた。

このやり取りに対し、ネット上では、「いなくなった係長の役割をみんなで分けてる感じがせつない」「係長の仕事をみんなで分担していることに涙が出る」「係長がいない9係としての新たな決意表明」といったコメントが寄せられていた。

この日は、ピアノ専門誌を発行する出版社社長・良美(藤真利子)の他殺体が自宅から発見されるという事件が発生。良美は目が不自由な女性ピアニスト・響子(夢咲ねね)とその妹・真子(梶原ひかり)と同居しており、事件当夜は、良美が期待する新人ピアニストを招く恒例のプライベート演奏会が行われていたという。演奏会終了後は、演奏会に呼ばれた若手ピアニストの子音(黒川芽以)は帰宅。真子はフレンチのケータリングで使用した道具をバイト先の店に返しに行き、響子は部屋で就寝。真子が店で眠ってしまったため、朝になって響子が良美の遺体を発見した。

直樹は、現場のゴミ箱にブラームスのクラリネット三重奏曲のCDを発見。響子に聞くと、演奏会後に聴いて棚にしまったつもりが落としたらしいという。さらに現場にはブルーチーズがあったが、真澄(原沙知絵)の検視で被害者の胃からブルーチーズが発見されなかったことに直樹は引っかかり……といった展開だった。

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