宮沢りえ&山本耀司、タイムリミットは1時間…“真っ白”部屋で何かを表現

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女優の宮沢りえと世界的デザイナーの山本耀司が、4月5日からスタートする『白の美術館』(テレビ朝日系列、毎週水曜23:10~23:15)にオープニングゲストとして登場することがわかった。

この番組は、世界で活躍する“表現者”たちが、“時間”と“空間”という制約の中で、今伝えたい「何か」を自由に表現してもらうといった内容で、用意されるのは、壁も天井も真っ白で無機質な部屋。ここに、様々な分野で活躍する“表現者”が毎回1組やってくる。

与えられるタイムリミットは1時間。表現のために必要なものは、表現者自身が部屋に持ち込み、自由に“表現”。文字を書く者、ダンスを踊る者、詩を口ずさむ者、印象的だった出来事を淡々と話す者、楽器を演奏する者など“表現”の方法は、人それぞれだ。表現者は、この白い部屋で内なるものをすべて出し切り、真っ白にリセット。その様子を観察しながら、人生について、そして未来について想いを巡らせていく。

出演する表現者のポートレートは、木村伊兵衛写真賞、フランス芸術文化勲章シュヴァリエ、パリ市芸術大賞を受賞し、世界的に活躍を続ける写真家の田原桂一氏が毎回番組のために撮り下ろし。また、番組テーマ曲は、ピナ・バウシュ、ヴィム・ヴェンダース作品への楽曲提供をはじめ、世界的賞賛を浴びたリオデジャネイロオリンピック閉会式の「君が代」のアレンジも記憶に新しい作曲家の三宅純氏が手掛ける。

このオープニングを飾るのは、宮沢と山本だ。1973年東京都出身の宮沢。11歳の頃にモデルとしてデビューを果たし、1987年、白鳥麗子役でCMに登場し一躍注目を浴びる。1988年、映画『ぼくらの七日間戦争』主演で女優デビューし、日本アカデミー賞新人賞を受賞。また、今年は「第40回日本アカデミー賞」最優秀主演女優賞を受賞しており、彼女が白い部屋で何を“表現”するのか?

一方の山本は、慶應義塾大学法学部卒業後、文化服装学院で服作りを学ぶ。1972年ワイズ(Y's)を設立し、1981年にヨウジヤマモト(Yohji Yamamoto)ブランドでパリコレクションに初参加。黒を基調とした新しい概念の女性服は、“黒の衝撃”と称され世界に衝撃を与えた。ワーグナーオペラや北野武監督の映画、ピナ・バウシュが芸術監督を務めたヴッパタール舞踊団の衣装を担当。2002年Y-3クリエイティブディレクターに就任している。さらに、1994年フランス芸術勲章シュヴァリエ、2004年に紫綬褒章、2005年にフランス国家功労勲章オフィシエ、2011年フランス芸術文化勲章コマンドゥール受賞。“黒”のイメージがある山本だが、白い部屋で何を“表現”するのか?

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