梶裕貴、ゴーちゃん。の休日モードの発言に驚き「シースー」「尺が…」

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人気声優の茅野愛衣梶裕貴が29日、都内にて行われた劇場版アニメ『ゴーちゃん。~モコとちんじゅうの森の仲間たち~』のプレミアム上映イベントに出席。普段とは違うゴーちゃん。の“休日モード”の発言に驚かされる一幕があった。

テレビ朝日マスコットキャラクター「ゴーちゃん。」誕生5周年を記念して制作されることとなった今回の作品は、脚本が『ホワイトアウト』などの話題作を多数手掛け、江戸川乱歩賞も受賞した真保裕一。監督は『まんが日本昔ばなし』や『あたしンち』など数々の名作を生み出してきたやすみ哲夫が務めている。

牧場で暮らす女の子・モコ(茅野)が、地球にやってきた「ゴーちゃん。」と出会ったところから話が始まる約1時間の物語で、“ハートプラズマ”を探す旅をする「ゴーちゃん。」と幼い心に傷を抱えたモコ、そしてちんじゅうみんを通し、“仲間の大切さ”を描いていく心温まるストーリーだ。

この日は、1部2部の2回に分けてイベントは開催。2部のイベント冒頭、茅野は今回の台本を読んだ時の感想を披露。「おじいちゃん、おばあちゃんの掛け合いだったり、モコちゃんが辛い境遇なのが気になりましたが、頑張ってるモコちゃんをみて、素直な気持ちで子どもの頃のことを思い出しながら演じたいなと思いました。本当に(モコちゃんは)いい子なんですよ」。

一方、梶は自分が演じたちんじゅうみん・キンちゃん役について「終始元気で、ハイテンションなキャラクターです。アフレコは、朝から丸1日かけて撮るような作品だったのですが、朝からフルスロットルでやらせていただきました。非常に楽しかったです」と振り返り、仕上がった作品を見て「懐かしいほっこりするような気持ちになりした。大人でもいろんな視点で楽しめるのではないかと思いました」と感想を述べていた。なかでも、モコちゃんの“辛辣な言葉”がツボだったようで、「ちんじゅうみんに、“そんなことしていると動物園送りにするからね!”とか言うのですが、病みつきになってきましたね(笑)」と語っていた。

そしてゴーちゃん。は「第1部ではフリートークの尺が短くて喋れなかったから……」と第2部では絶好調。梶から「ゴーちゃん。の口から“尺”って……」とツッコミが入るも、六本木に本社があるテレビ朝日のマスコットキャラクターを務めているだけに「結構、テレビも長くなってきたから」とテレビ局でのお仕事にもなれた様子。さらに、ゴーちゃん。は業界用語もバッチリで「シースー、シースー(寿司を逆さにいう業界用語)」と連発。キャラクター設定を気にしてか梶は「大丈夫なんですか?」と心配していたが、ゴーちゃん。は「今日はお休みだから!」と休日モードの発言だったようで、会場も笑いに包まれた。

尚、この日は、カモさん役の島﨑信長も登壇予定だったが、インフルエンザのため欠席。島﨑からは「本日は、本当に申し訳ありません。僕自身、カモさん役として皆さまにお会いできるのを楽しみにしていたのでとっても残念です。カモさんの可愛らしい外見に寄り添うようなグレーゾーンなキャラクター、僕もすごく楽しんで演じさせていただきました。どうか、僕の分も上映会を楽しんでいただけたら嬉しいです。幸い、梶さんと茅野さんという、個人的に非常に信頼のおけるお二人が登壇されているので、病欠の立場で申し訳ないのですが、僕はとても安心しきっております。本当に、お二人と一緒にゴーちゃん。のステージに立ちたかった」とコメントが寄せられていた。

その後は、シチュエーショントークと題し、カードに書いてあるお題に沿ったシーンをそれぞれのキャラクターで演じるといったゲームや自分が演じたキャラクターを、何も見ないで描くことができるかなどの企画で盛り上げていた。

また、本作にはテレビ朝日のアナウンサーたちも声優として出演。モコのお父さん役とお母さん役にはそれぞれ坪井直樹アナと萩野志保子アナが、ちんじゅうみんのチベさん役には本間智恵アナ、そして劇中に登場するアナウンサー役を久保田直子アナが演じている。さらに、話題のシンガーソングライター・植田真梨恵がエンディングテーマ曲「虹はかかるから」を書き下ろしており、彼女の歌声にも注目だ。

尚、この映画は、3月5日(日)14時からCSテレ朝チャンネル1で放送決定。このイベントの模様も特典映像として放送される予定だ。また、3月18日(土)の19時からAbemaTV「家族アニメチャンネル」でも配信される予定で、地上波では今春放送予定となっている。

[あらすじ]エクスパンダ星の平和を取り戻すため、“ハートプラズマ”を探す旅に出発した「ゴーちゃん。」。地球の富士の樹海にたどり着いた「ゴーちゃん。」は、祖父とともに牧場で暮らす女の子・モコ、そして人間の言葉を話す不思議な動物・ちんじゅうみんと出会い、そこで楽しい日々を過ごしていた。そんなある日、ひとりの女性が牧場に現れる。都会に住むモコの祖母と暮らすよう迫る女性。祖父と離れなくてはいけないことで、モコの心は揺れ動く。幼いモコの心の傷を知った「ゴーちゃん。」は、彼女のために何か出来ることはないか考えるが……。一方、ちんじゅうみんが住む森では不穏な光とともに不思議な現象が起こる。珍しいちんじゅうみんに目を付けた人間たちが捕獲ロケットを手に肩に森に侵入したのだ。「ゴーちゃん。」は人間たちを相手に仲間を守ることができるのか? そして地球にやって来た目的である“ハートプラズマ”を見つけることはできるのか?

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