「人を笑顔にしたい!」“新ライダー”飯島寛騎が語る理想のヒーロー像

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今年で45周年を迎えた仮面ライダーシリーズ。現在、平成仮面ライダーシリーズとしては18作目となる『仮面ライダーエグゼイド』(テレビ朝日系列、毎週日曜8:00~)が 、10月2日よりスタートしている。当初、その斬新なビジュアルは、ネット上をザワつかせていたが、初回放送後には「斬新で面白い! そしてキャラデザが可愛いw」「エグゼイドに夢中なう!」「最高すぎ!」と見事に下馬評を覆した。

『仮面ライダーエグゼイド』は、仮面ライダーシリーズでは初となる主人公がドクター(医者)だ。患者の命を助けるリアルなヒーローであるドクターが、人類の命を守ってきた仮面ライダーの力を得て、最強の正義のヒーローとなって悪と戦う。

そして、主人公・宝生永夢(ほうじょうえむ)/仮面ライダーエグゼイドに抜てきされたのが、2015年11月に第28回ジュノン・スーパーボーイ・コンテストにて応募総数13,948名の中から見事グランプリを獲得した飯島寛騎だ。8月30日に行われた制作発表記者会見では、「初めての出演となりますが、これから精一杯頑張っていきます!」とフレッシュな笑顔を見せていた彼にインタビュー。初回放送後の周りの反響や、彼が考えるヒーロー像、そして、どんな俳優に成長していきたいかなどについてたっぷり語っていただいた。

――改めて、仮面ライダーエグゼイドはどんなライダー?

まず、変身する前の主人公・宝生永夢(ほうじょうえむ)は、聖都(せいと)大学附属病院・小児科に勤務する研修医であり、天才ゲーマー「M」という顔も持っています。性格がとても真っ直ぐで、凄く患者思いの人物ですが、仮面ライダーエグゼイドに変身すると、アクションゲームのライダーとして、人々を脅かす新型ウイルス“バグスター”に立ち向かうという役どころです。医療とゲームがモチーフになっているところは、歴代ライダーと比べたら本当に斬新だなと思いました。

――出来上がった映像をご覧になっていかがですか?

エフェクトやCGがとにかく凄くて、リアルに“ゲーム感覚”を味わえるようになっています。お子さんだけでなく、大人の方まで楽しめる作品になっているのではないかと思っています。

――役を演じるにあたり、あえて準備したことはありますか?

クランクイン前は、主人公が、病院の研修医でゲーマーという設定ということを聞いていたので、研修医=立場が少し弱いのかな、と思い、少しひ弱な雰囲気の役作りと、ゲームの世界なら“強気”になる、みたいなイメージを深掘りしていきました。

――飯島さんご自身も、ゲームは得意ですか?

ゲームはやりますが、「M」ほどの凄いゲーマーではありません(笑)。ゲーマーというとインドアなイメージがありますが、僕はどちらかというとアウトドア派です。北海道出身ということもあり、スノーボードとかが大好きで、これからの季節楽しみです。あと、ドライブも好きですね。

――初回放送後、周りの反応はいかがでしたか?

友人からは「スゴイ!」という反応よりも、「寛騎、変身してるじゃん! わや、ウケる~」みたいな……。「わや」というのは方言で「めっちゃ」という意味で、結構いじられました。あと、“親のような目線”で見てくれた友人がいて「なんか泣いちゃった」という連絡をいただきまして、それが凄く嬉しかったですね。

――どんなヒーローになりたいですか?

小さい頃から仮面ライダーや戦隊ものが大好きで憧れがありましたので、そういった“憧れ”を与えられるようなヒーローになりたいですね。僕自身、人を笑顔にする仕事に就きたいと思っていましたので、仮面ライダーや医者というキャラクターを通じて、そういった手助けが出来たらと思っています。

――今回の役を演じる上でこだわっていることは?

医者の時は、優しさと安心感を与えるような雰囲気を醸し出すような演技を心掛けて、ライダーの時は、“絶対救ってやるぜ!”と熱い気持ちをぶつけているところです。

――将来どんな俳優になりたいですか?

ゲームのコントローラーで操作をするように、自分の演技を自在に操作できるようなバリエーション豊富な役者になりたいと思っています。今は、純粋に演じさせていただいていますが、“エグゼイドを演じていたあの子が、今はこんな感じなんだ!”と、いずれそんなふうに感じていただけるよう、成長できたらと思っています。

――最後にメッセージを!

全体的に見ると、“医療とゲーム”という異色な組み合わせかもしれませんが、そのギャップを是非楽しんでもらいたいです。また、医者として患者を救うことの大切さ、患者を笑顔にさせることの大切さを伝えられたらいいなと思っていますので、ぜひ親子で楽しんでいただけたら嬉しいです。

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