米倉涼子に「私も続きたい!」 田中道子、女優として“新たな一歩”を踏み出す

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「ミス・ワールド 2013 日本代表」で、今年3月23日に“女優宣言”をした田中道子が、10月13日から放送されている米倉涼子主演のドラマ『ドクターX~外科医・大門未知子~』(テレビ朝日系列、毎週木曜21:00~)で、西田敏行演じる蛭間重勝病院長の秘書兼愛人として登場。西田を手玉にとる妖艶な演技でネットでは早くも「毎週録画は確定ですな」「綺麗な方」と注目を集めている。

田中が演じているのは、「東帝大学病院」病院長・蛭間の秘書である白水里果。表向きは蛭間に忠実に尽くす才色兼備な女性だが、その正体は金とステイタスが大好きで、蛭間を手玉に取る“魔性の女”だ。初回放送では、その“魔性の女”を堂々と演じていた田中だが、初のドラマ出演だけにクラインクイン前はかなり緊張していた模様。同作品に出演が決まった直後にインタビュー取材しており、2日連続で掲載。その<後編>を紹介する。

<後編>

――3月の「女優宣言」で新たなスタート!

女優宣言の機会を頂いた時は、素直に嬉しかったです。そして、この『ドクターX』出演のお話をいただいたことで、女優“田中道子”を見つめ直すキッカケとなり、“私は、どういう女優として生きていきたくて、どんな演技がしたくて、どんな演技が好きなのか”みたいなことを考えるようになりました。それからは、いろんな作品を観て“演技”を勉強するようになり、ここ数ヶ月でもさらに意識が変わりましたね。

――具体的に、どんな変化が?

例えば、これまでテレビを一視聴者として見ていたのですが、今は俳優さんの演技を見て、“私だったらこう演じるかも”とか、これまでと違って能動的にテレビや映画を自然と楽しむようになっていたり……。

――女優宣言にかけ「ドクターX」で○○宣言を!

「全力で自然体!楽しんで演じる!」を宣言します。
今回、心掛けていることがありまして、新人ではありますが、錚々たる皆さんを前にしても“楽しんでノビノビと演じていこう!”と。そうすることで、私の個性も出てくると思いますので。それに加えて、“出来ます!”みたいな態度は取らずに、見栄をはらないで臨んでいきたいとも思っています。まさに“初挑戦”っていうのは今回でしか経験できないこと。この“初挑戦”っていうのを全力で楽しみたいと思っています。

――今回でシリーズ4作目となりますが、改めて「ドクターX」の魅力とは?

これまで、シリーズ1、2、3、そしてスペシャルドラマが放送されましたが、ストーリーのテンポの良さが際立っているところが惹きつけられるのかなと。コミカルなシーンや、シリアスなシーンがテンポよく進んでいくので、ご覧になっている方が、見ていてスッキリするのかなと。出演者の方々の個性がそれぞれ光る中、今回私も一味加えられたらなと思っております。

――初挑戦となる今回、現場に大先輩の米倉さんがいるのは心強い?

甘えていてはダメだとは思うのですが、正直すごく心強いです。尊敬する大先輩と一緒にお仕事させていただいていただけるのは、心強いのもありますが、単純に嬉しいです。私も米倉さんに続けられるよう頑張りたいです。

――今後、女優として挑戦してみたい作品ジャンルってありますか?

私、アクション映画に出てみたいんです! もともとアクション映画が大好きで、過去にアクションレッスンもやらせていただいたこともありまして、先生から“筋が良いよ!”なんていわれたことも……(笑)。ですので、今後の目標としては、国内外問わずアクション映画に出演してみたいと思っています。

――体を動かくことが好きなのでしょうか?

そうなんです! もともと体を動かすことが好きで、陸上やテニスなど、いろいろ挑戦しました。登山もします(笑)。

――常にチャレンジ精神旺盛で前向きなスタイルは元々?

どちらかというと、私は、自分の短所は短所として受け入れ、自信を持って自分の長所は磨くようにはしています。それに加えて、私は一挙集中型。昔は母からも本を読み出すと、話かけても返事をしない! ってよく言われていまして、集中しだすと勉強とかも寝ないでガッと集中してしまうようなタイプであったりします。

――では今回、“演技”についてもその集中力は発揮?

演技については、一挙集中しても正解が出ない世界で……。今回、まさに演技について凄く向き合っていますが、答えが見つからず、もがくことも多いです。自分にとっては初めての経験も多く、なかなか上手くいかないのですが、たまにふと上手くいったりもする……。それこそ、演技は勉強やスポーツとまた違い、面白いお仕事だなと改めて思ったりしています。そして奥が深いな、と。

――新たな挑戦となる今回、現場で楽しみにしていることは?

まずは、西田さんのアドリブですね(笑)。怖いんですけど、受け止めてみたいなと興味津々で、すごく探究心が湧いています。あとは、米倉の演技はもちろんですが、米倉さんの現場での立ち振舞いです。演技に対する姿勢とかも参考にさせていただきたいなと思っています。 

――最後に、メッセージを!

秘書兼愛人という役柄で、ドラマの根幹でシリアスなシーンがある中、西田さんとの掛け合いによるコミカルな場面で登場したりしますので、皆さんにクスッとわらっていただいたり、“この白水里果って役の人、何か企んでそう!”と楽しんでもらえるように演じようと思っています。ドラマ自体、登場するキャラクターの個性も光り、ストーリーもテンポよく展開しますし、何より米倉さん演じる大門未知子が、ブレずに敵に向かっていく姿は、きっとスッキリした気分にさせてくれますので、ぜひ楽しんでいただければと思っています。

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