前川清、テレビ局との“溝”を告白「全国放送は間違っている!」

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歌手の前川清とえんどう窓口(Wエンジン)が日本各地を訪れ、地元の方々とのふれあいを通じて様々な生き方を提唱する九州朝日放送発の『前川清の笑顔まんてんタビ好キ』。九州・沖縄・山口7局ネットをはじめ、ほか全国6局(BS朝日、メ~テレ、KBS京都、サンテレビ、SATV、UMK)でも放送されているが、10月2日(日)の13時55分からは、『前川清の笑顔まんてんタビ好き ~南国・沖縄 離島のタビ~』と銘打っての全国特番が放送。これを受け5日、都内にて取材会が行われたが、前川からは関係者も冷や汗もののビックリ発言が飛び出した。

今回は、加藤茶とチャンカワイ(Wエンジン)をゲストに迎え、沖縄の離島である慶留間島(げるまじま)と阿嘉島(あかじま)の旅。会見では、前川が開口一番「全国で放送されることに関しては嬉しい部分もありますが、僕は根本的に間違っていたと思います。KBCさん(九州朝日放送)と私の間には溝があります。元々は地域で始まった番組なので、こういう大々的なものはどうなのか」と冗談めかしつつ心境を明かした。

人口80人で観光客がほとんど来ないという島を訪れた今回。8月14日と15日にロケが行われたようで、前川は「お盆で島に帰ってくる人たちと会えるかなと思っていたのですが、みなさんが帰ってくる前の日だったようで……、人が少なかった」と。しかし、そんな中でも「東京などからの留学の子が結構いて話をすることができした。チャンカワイが一番人気があった。また、『イッテQ』(日本テレビ系)の話もでたり」と、人が少ないながらも様々な出会いがあったと語っていた。

また、健康状態の不安がささやかれていた加藤について、前川は「加藤さんは生きてました!」と報告し、島では「加トちゃんだ! 加トちゃん、ぺっ!」と凄い人気だったと語っていた。加藤と前川といえば、『8時だョ!全員集合』(TBS系列)でも共演しているため、付き合いも長そうだが「当時、コントでは、僕はいかりや(長介)さんとが多かったので、実はあまり会話したことはなかったんですが、今回いろいろ話ができましたね」と。さらに、ドリフターズの苦労話などもあったらしく、「大変だったみたいね~。この番組とは関係ない話なんだけど……」と記者陣を沸かせた。

ここ最近、自分が歌手というより、旅芸人と言われる方が嬉しいと語る前川。この番組に出演するようになって4年。前川は「この道を進めばという“出会いの感”みたいなものはあったかもしれない」と、これまでの“出会い”を思い出しながら振り返り、旅番組でモットーにしていることについても言及。「僕たちは、まず、食べ物の紹介はやめよう! 食べると、美味しくなくても、美味しいと言わないといけないし、僕も良い人間って思われたいですからね(笑)」とジョークを飛ばしつつも、「大切にしているのは、会う“人”。僕なんかは、お笑い芸人さんみたいに“しゃべる力”はありませんから、“人”頼りなんです。だからこそ、“人”なんです。そこは他の旅番組と違うところです」とアピールしていた。

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