考えさせられるものがあった… 尾野真千子主演『はじ愛』への反響

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尾野真千子と江口洋介が夫婦役で出演し、遊川和彦が脚本を手掛けていることでも話題のドラマ『はじめまして、愛しています。』(テレビ朝日系列、毎週木曜 21:00~)。これまで第3話まで放送され、取り上げられるテーマについて「考えさせられるものがあった」と視聴者の反響する声があがっている。

社会現象ともなった『家政婦のミタ』(日本テレビ系)をはじめ、多くの問題・話題作を世に送り出している遊川の脚本による本作。尾野は、挫折続きのピアニスト妻・梅田美奈を、江口は、自他ともに認めるお人好し夫・梅田信次を演じている。物語は、この二人が、親に虐待され、捨てられた見ず知らずの5歳の男の子と出会い、「特別養子縁組」によって自分たちの子どもにしようと決断。この3人が“本当の家族”になろうと奮闘する6カ月が描かれている。

「特別養子縁組」とは、日本で唯一、血の繋がらない他人同士が“本当の家族”として認められる実在の戸籍制度であるが、対象となる子どもの年齢は6歳まで。親になることを望む夫婦は6カ月以上に及ぶ試験期間が課せられる。そのため、時にコミカルに描かれるも、取り上げられるテーマについてネット上では「深いなって思った」「考えさせられるものがありました」「見たけどもう感動」というコメントが上がっている。

今回放送される第4話では、虐待を受け、大人を信頼していない子供に見られる、愛情を図る“試し行動”が終わったのもつかの間、今度は第二の試練“赤ちゃん返り”が美奈を襲う。昼夜を問わず、ハジメは美奈に抱きつき片時も離れようとしない。堂本真知(余貴美子)によれば、“赤ちゃん返り”は実の親に甘えられなかった反動の現れで、解決法はハジメが満たされるまで本当の赤ちゃんのように扱う以外にないという。

美奈は、5歳児を抱っこしたりおんぶしたり、時にはおっぱいをねだられても辛抱強く付き合う。しかし、ピアノ教室はおろか一人でトイレに行くこともできず、次第に疲労が蓄積。持病の痔も悪化し、夫の信次とはつい無駄な衝突を起こしてしまう。そんな美奈を心配した信次は、ハジメにピアノを弾かせてみるよう提案。するとハジメは……。

さらに信次は、美奈に内緒である行動を起こす。これによって美奈は、自分の大変さを理解してくれないと感じていた信次の、夫としてだけでなくハジメの父親としての思いやりを知り、自分もハジメの本物の母親になるためにある決断を下すのだった。

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