米倉涼子、女優として新しいステップを… 心機一転で『ドクターX』連ドラ第4弾に臨む

公開:

「いたしません!」「私、失敗しないので」「御意!」という名セリフを生み出し、高視聴率を叩き出してきた米倉涼子主演のドラマ『ドクターX~外科医・大門未知子~』(テレビ朝日系列)が、2年ぶりに10月期ドラマの連続ドラマとして復活することがわかった。

本作は、2012年10月期に第1シリーズ(全8話)が放送され、同年の民放連続ドラマ1位となる平均視聴率19.1%をマーク。翌2013年10月期の第2シリーズ(全9話)では平均視聴率23.0%を記録したばかりか、橋田賞や向田邦子賞をはじめ、錚々たる各賞も総なめにした。さらに、2014年10月期の第3シリーズ(全11話)では平均視聴率22.9%を叩き出し、その最終回では自己最高となる27.4%(すべて関東地区 ビデオリサーチ調べ)で、全ドラマの年間トップとなった。また、今年7月3日(日)にはシリーズ初のスペシャルドラマが放送される予定となっており、その勢いは止まらない。そんな大ヒットシリーズが、2年ぶりに復活。最新シリーズでは、医療の本質を見失って「病院の格付け」に躍起になる“白い巨塔”に、米倉扮する未知子が鋭いメスを入れていく。

今回の復活に米倉は「この2年間、たくさんの方々から直接、“『ドクターX』をまたやってほしい”という声を頂きました。私は普段から体のことに興味があり、メンテナンスのために定期的に通院しているのですが、そこでもお医者さんから“あっ、大門先生!”と言われたり、ふざけて“大門未知子先生へ”と書かれた専門用語ばかりの診断書を渡されたりすることもあったほどです(笑)。それだけ反響の大きさを肌で感じる作品でしたから、第4シリーズの制作が決まった時は、私自身もうれしい気持ちでいっぱいでした」とコメントしている。

そして、この作品は米倉にとっても「いつも支えてくださる共演者やスタッフの存在も含め、すごく居心地のいい作品」らしく、新シリーズについては「未知子にとって大きな壁となる黒幕やシチュエーションを毎回用意していただき、“心地よさだけに甘んじることのできない緊張感や課題”もたくさんあるので、大好きです」と。また、「続けていくことでまた、女優として新しいステップを踏めるかもしれない。心機一転、新しい気持ちで取り組んでいきたい」という姿勢を見せている。

第1シリーズでは「帝都医科大学付属第三病院」、第2シリーズでは「帝都医科大学付属病院」、第3シリーズでは日本最高峰の医療技術を誇る「国立高度医療センター」、スペシャルでは内科の最高峰「クロス医療センター」を舞台に、金と欲にまみれた組織に鋭いメスを入れながら、患者の命を救うことを第一に未知子は邁進。そんな彼女が第4シリーズで派遣されるのは「帝都医科大学付属第三病院」および「帝都医科大学付属病院」を傘下に従える本丸「東帝大学病院」だ。

国内最高峰の大学病院として君臨しながらも、さまざまな隠ぺい行為や医療ミス、派閥闘争などで評判がガタ落ちになってしまった病院で、しかも、この病院の“ブランド力”を再確立し、強大な権力を我が物にする目論みで、新院長の座をかすめ取ったのが、未知子に積年の恨みを抱く西田敏行演じる策略家の蛭間重勝。そんな男が牛耳る敵陣に、未知子は“ある人物”を介して雇われることになる……。

この作品で西田との久々の再会を楽しみにしているという米倉は、「実は、4月に(岸部)一徳さんと内山プロデューサーと一緒に、西田さんのお見舞いに行ったんですよ。西田さんは今後の撮影に備え、第2シリーズのDVDをずっとご覧になっていたそうで、病室でも“こんな感じでもう一回作りたいね”という話になったんです。そこから4人で反省会を兼ねつつ、30分ほど次回作に向けてのミーティングをしました。西田さんのヤル気、“お仕事をしたくてたまらない”という雰囲気がひしひしと伝わってきて安心しましたし、すごくうれしかったです!」と話している。

さらに米倉は、「『ドクターX』ではこれまで、錚々たる大俳優の方々を相手に戦ってきました。その結果、実を言うと未知子も私自身もちょっとやそっとでは動じなくなってきているんです(笑)。なので、第4シリーズでは私が“ホントにヤダ!”と感じ、その感情が思わず顔に出てしまうくらいのお芝居をしてくださる方に、ぜひ未知子の強敵として現れていただきたいです」と更なる大物との対戦を待ち望んでいる様子。

第4シリーズでも、上述の西田はもちろん、未知子が所属する“神原名医紹介所”の仲間を演じる内田有紀(城之内博美役)や岸部(神原晶役)、外科医・加地秀樹を演じる勝村政信ら、おなじみのメンバーも引き続き登場する予定だ。

PICK UP