内藤剛志が“捜査一課長”に就任 『科捜研』沢口靖子から「警視庁へ異動ですか!?」

公開:

俳優の内藤剛志が主演を務める土曜ワイド劇場の人気シリーズ『警視庁・捜査一課長』(テレビ朝日系列)が、4月から木曜20時に連続ドラマとして新たなスタートを切ることが決定。今年60歳を迎える内藤は「ライフワークのように70歳くらいまで、長く続けていけたらいいですね」と意気込みを語っている。

内藤は、“27クール続けて連続ドラマ出演”という日本記録を打ち立て、“連ドラの鉄人”の異名を誇っている。中でも刑事役はとびぬけて多く、過去に刑事を演じたテレビドラマは32作品にのぼるという(※単発、連続含む)。本人いわく「キャリアの87%が刑事役」とのことで、所轄署の刑事から麻薬取締官、各県警の捜査一課刑事まで幅広く演じてきた。

そんな内藤が“刑事の中の刑事”といわれる警視庁・捜査一課長・大岩純一役で、本作で連続ドラ主演。一課長といえば、いわゆるキャリアが占めるほかの警察要職とは異なり、ヒラ刑事から這い上がってきた“叩き上げ”が務める特殊なポスト。内藤自身も1980年の映画デビューから名もなき端役を積み上げ、名バイプレイーヤーとして活躍後、主演俳優に上り詰めた、いわば“叩き上げ役者”で、そんな内藤が、デビュー36年目にあたる2016年、自らと男としての生き様が重なる捜査一課長・大岩役に挑む。

今回の連ドラ化について、内藤は「4月からは大岩純一捜査一課長を毎週、演じられるということですから、今とてもテンションが上がっています。土曜ワイド劇場から木曜ミステリーに場は移りますが、大岩というキャラクターにブレはありません! 連続ドラマになることで、より深く作品のディテールを描くことができることを楽しみにしております」とコメントしている。

木曜20時といえば、内藤が、2016年3月まで『科捜研の女』の土門刑事役で“レギュラー出演”しており、そこから“主演”という形で木曜ミステリー枠を引き継ぐことになる。長年、『科捜研の女』でタッグを組んできた沢口靖子は、主演のバトンをつなぐ内藤に「あら、内藤さん、長年マリコと一緒に事件に取り組んできた土門刑事は4月から警視庁へ異動ですか!!」とジョークを交えつつ、「『警視庁・捜査一課長』のご成功を心からお祈り申し上げます! そして、また土門刑事として、きっと京都府警に帰ってきて下さいね!」とメッセージを送っている。これに対し、“東京に行ってちょっと仕事してくるよ”と話したという内藤は「応援してくださってありがたい!」と感激しつつ、「『科捜研の女』では“土門スイッチ”をパチッと入れて、全身全霊で榊マリコ=沢口靖子をアシストします!」と誓っている。

物語の舞台は、警視庁の花形部署・捜査一課。約400名の精鋭刑事を統率する捜査一課長は、都内で起きるすべての凶悪事件に臨場し、いくつもの捜査本部を同時に指揮しながら捜査方針を決め、重大な局面では自ら捜査に乗り出すなど、極めて重い責務を担っている。しかし、主人公の大岩一課長は、決してスーパーマンではなく、大岩が苦悩の中、その重責を乗り越え、部下を導いていく姿は、まさに“等身大のヒーロー”であり、“理想の上司”として描かれていく。

その一課長を支えるのが、捜査一課・現場資料班の平井真琴と小山田管理官。彼らは事件現場へ真っ先に駆けつけ、膨大な捜査資料や最新状況の中から、一課長が知るべき情報を選んで伝えるという、いわば大岩の“懐刀”的存在だ。シリーズに引き続き、斉藤由貴と金田明夫が、この凸凹コンビを熱演。さらに、床嶋佳子ふんする妻・小春や愛猫・ビビとのホッとする日常シーンも描かれ、大岩が生活の場面から事件のヒントを見つけ出す、というシリーズではおなじみの展開も織り込まれている。

PICK UP