上川隆也、志田未来の演技を激賛「フォームが美しく、返ってくるボールが的確」

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――今回、痴漢について取り上げられていますが電車内での“痴漢対策”について

上川:男性の場合、勘違いされないように嘘でも本か何かを持っているといいんじゃないですかね。携帯・スマートフォンですら盗撮を疑われたりする時代じゃないですか。なので、本を一冊持つっていうのは、意外に効果的なんじゃないかと思いますね。

志田:私自身、結構電車に乗る機会は多いのですが、痴漢にあったことがないので対策って難しいですね。しかも、満員電車だと、自分のポジションをうまくとるっていうのも困難ですし……。

上川:今の本対策はどうですか?
志田:そうですよね。本を持っている方は疑わないかもしれません。
上川:有効です(笑)。ただ、立ちながら本を構える時に、揺られて周りの方に迷惑をかけないようにしないといけないですね。

――2016年を迎えましたが、昨年を振り返り「よく頑張った!」と自分を褒めてあげるとしたら?

上川:2015年は、秋のドラマで体作りをさせていただきまして、その時、お酒を飲むと体作りに支障をきたすということもあったので、7月から12月くらいまで、お酒を飲まずに我慢していました。このドラマの打ち上げで、ようやく解禁して飲んだお酒がとても美味しかったのを覚えています。なので、お酒を控えていられた自分をちょっと褒めてあげたいですね。

志田:2015年は、初めて舞台をやらせていただきまして、それは頑張ったかなって……。
上川:しかも、二人芝居ですからね。初舞台で! それは頑張りましたよね。
志田:私は、週3ぐらいのペースで行くほどカラオケが大好きでして、この舞台のために、声を気遣って我慢していました。舞台も終わりましたので、そろそろカラオケを解禁させようかなと思っています。ちなみに、もっぱらアニソンを歌っています(笑)。

――今年は、どんな年にしたいですか?

僕は、これから撮影の始まる『沈まぬ太陽』(WOWOW、今春放送 全20話)という作品が、ちょっと大変そうなので、つつがなく全部のセクションにおいて過ごせることをまず第一に考えています。また、僕は先行きの計算や組み立てがなかなかできないので、その作品が終わってから、その先のことは考えます。まずは当面をしっかりと務めたいと思います。

志田:私は、2015年は、吹き替えをやらせていただいたり、舞台をやらせていただいたり、初めてのことをいろいろ経験させていただきました。また、この『検事の死命』でも、スーツを着て撮影するという役はほぼ初めてだったので、そういういろんなことに挑戦させていただいたので、2016年は、その勉強させていただいたものを返すと言いますか、ちょっと成長した自分を見せられる一年になったらいいなというふうに思っています。

――最後に、メッセージを!

志田:今回取扱っているテーマが痴漢の冤罪ということで、本当に誰もが被害者になりえるかもしれないし、加害者になりうるかもしれない、本当に身近な事件で、どの方にも共感してもらいやすい題材なのかなと思います。また、すごく難しいシーンが続く中で、喜怒哀楽が激しく、思ったことをすぐに出してしまうお茶目な陽子の存在にもちょっとホッとしていただけたらなと思っています。

上川:シリーズ第2作目ですので、第1作目をご覧になっていただけた方には、佐方貞人のちょっとさかのぼった姿がご覧いただける作品になっています。1作目で確執のあった検事局の人たちとの、実はこういう関係だったという姿もご覧いただけるカタチになっておりますので、シリーズのある種の奥の深さをご覧になっていただける作品になっていると思います。また、今回の事件は、志田さんが仰ったように、痴漢冤罪事件を題材にしておりますが、話が二転三転していくサスペンス要素もしっかり色濃く描いています。初めて御覧になる方は勿論、特にミステリー好きの方には飽きずにご覧いただける作品になっていると思いますので、2時間たっぷりと楽しんでいただければと思っています。

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