比嘉愛未、錦戸亮の侍姿を絶賛「安定の髷です(笑)」

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現代にタイムスリップし、路頭に迷った半平太が身を寄せる佐伯家の面々には、晴香役の比嘉さんの他に、祖父役の森本レオさん、晴香の弟役に藤井流星さん(ジャニーズWEST)がキャスティング。

――佐伯家はどんな家族ですか?

佐伯家は、祖父の佐伯真人(森本)、佐伯晴香、弟の佐伯寅之助(藤井)の3人家族です。実は、本読みの時から“凄くいいバランス”の3人でしたので、演じる上でも自然と“家族”というベースが出来上がっていたような感じあります。もちろん、レオさんはレオさんの世界観、流星君は流星君の世界観があって、それぞれマイペースですいらっしゃいますね(笑)。

――それぞれ共演してみての感想は?

突然ですが、実は私は声フェチなんです(笑)。なので、レオさんの素晴らしい声に引き込まれています。また、レオさんはナレーションのお仕事も沢山されていますので、今回、たくさん勉強させていただいています。レオさんのセリフを聞いていると、“ここでこの言葉を際立たせるのか”、“ここで間を取るのか”とか。レオさんの声には、独自に何かを引き寄せる魅力がありまして、聞いているだけでウーンって引き込まれるんです。それを今回、近くで拝見させていただいているので、とても嬉しいです。

――弟役の藤井流星さんとは?

両親が亡くなっているので、「しっかりしなさいよ、あんた、もう!」みたいに、晴香は少し母親的な存在にもなっているところがあります。だから寅之助に対してはついつい厳しくなってしまうというか。実際、私も5つ下の弟がいますが、彼の反抗期には、母親よりも私の方が弟に厳しくしていました……(笑)。特に、箸の持ち方から挨拶、礼儀についてとかは厳しくしてしまいます。実際の弟や妹にもそういう感じなので、今回の役柄にも使えたらなって思っています。

――晴香が勤務する“なんでもやる課”のみなさんも個性的ですね

はい。先日、集会場でみんなが揃うシーンがあったのですが、そこで初めて晴香の上司で、梶原善さんが演じる小宮山(喜一)課長のキャラクターを見たのですが、もう強烈でした。晴香と小宮山課長のやり取りも楽しみです。

――半平太同様に小宮山課長に対しても晴香は叫んだりも?

小見山課長といる時は、逆に自分を抑えるようにしているかもしれません。晴香は、いい意味で世渡り上手なところもありまして、上司に対しては“仕事なので”と我慢して耐えていい顔をするところがあります。晴香は、半平太や、お爺ちゃん(森本レオ)、寅(藤原流星)に対して、相手によってそれぞれ見せる顔が違うので、演じる私もそれぞれにぶつかっていきつつ、いい反応が起こせたらいいなと思っています。

――相手によって様々な表情を見せる晴香、違いをどのように見せていきたいですか?

晴香以外、今回登場する方々が意外と“動じない”キャラクターが多く、晴香は“動”か“静”で言いますと“静”の方。みなさんアクが強い中、晴香は波を打っているようなキャラクターでもありますので、そこをうまく表現して“一生懸命で、この子可愛いな”って思ってもらえたら嬉しいです。

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