『科捜研の女』沢口靖子が京都府警本部から感謝状

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テレビ朝日の人気ドラマ『科捜研の女』(毎週木曜、20:00~)で主演を務める沢口靖子が2日、京都府警のイメージアップに貢献したとして、京都府警本部長より感謝状が贈呈された。

同ドラマは、沢口演じる京都府警科学捜査研究所法医研究員の榊マリコが、"科学"を武器に凶悪化・ハイテク化が進む犯罪に立ち向かう、木曜ミステリー屈指の人気シリーズ。放送16周年を迎え、現行の連続ドラマの中で最長の歴史を誇り、10月15日(木)からは初回2時間SP(20:00~21:54)で、第15シーズンの放送がスタートする。

今回の表彰は、「京都府警のイメージアップに大きく貢献」したとして、科捜研の主任研究員・榊マリコ役を長く演じてきた沢口に対し、感謝の意を表して行われたもの。また、ドラマ放送時にはまだ導入されていなかった科学捜査技術について、のちに実用化された技術(3D顔画像鑑定、防犯ビデオの鮮明化等)があるなど、間接的ではあるが、「京都府警察の科学捜査力の高度化に貢献」したことも認められたという。さらに、「科学捜査力を駆使した犯罪捜査、人間味あふれる刑事像、難事件の解決等、京都府警が目指す“力強く頼りがいのある警察”を表現して、府民の信頼確保に貢献した」ことも表彰の理由に挙げられ、さらには、ドラマがスタートした平成11年には京都府警科捜研に女性研究員がいなかったにもかかわらず、現在では6名の女性研究員が科学捜査に従事しており、「刑事部門における女性職員の活躍の拡大に貢献」したことも評価された。

表彰式当日(10月2日)、マリコのイメージカラー“赤”のニットに黒のパンツスーツといういでたちで、京都府警を訪れた沢口は、京都府警察・坂井孝行本部長より、「京都府警察をイメージアップし、科学捜査力を向上させるとともに、科捜研の女性職員をはじめとした多くの職員の士気を高めるなど、京都府警察が目指す“力強く頼りがいのある警察”の実現に多大なる貢献をされました」と感謝状を読み上げられ、丁寧にお辞儀をして受け取った。この日、初めて京都府警を訪れたという沢口は、「このような感謝状をいただき、おそれ多いことです。ドラマを評価していただいてありがたく思います」と神妙な面持ちで喜びを語りながらも、「いつもドラマの中で“京都府警科捜研の榊です”と自己紹介していますので、府警職員の方々とお会いして身近に感じるところがありました」と話し、会場を和ませた。

取材に同席した京都府警察・遠藤雅人刑事部長も、「科学捜査は今、非常に重要。ドラマでは先進的で我々が理想とする捜査が描かれており、とても参考になります。ドラマの影響は大きく、女性研究員の応募も増え、ありがたいことです」と、長年にわたる『科捜研の女』の貢献をたたえ、また、科学捜査の重要性について的確に解説する沢口に対し、「素晴らしい!」と絶賛。「もし沢口さんが府警に転職したら採用?」と取材陣に聞かれると、「部下に持ちたい人材です!」と答えていた。

その後、科学捜査に関わる女性警察官との懇親会も開催されたようで、緊張の表彰式とは打って変わって、女性警察官を交えての和やかな時間を過ごしたようだが、その内容は「血痕、白骨、画像解析、プロファイリング」など、専門用語を互いに違和感なく使いあうという、少々特殊なもの!? しかし、沢口は今後の演技やドラマに生かすべく、実際の捜査でのエピソードを聞いたりするなど、有意義な懇談が行われたという。

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