天海祐希、松下由樹との鬼気迫る9分の対決シーンを語る「もう…天才ですよ!」

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天海祐希が主演するドラマスペシャル『緊急取調室』(テレビ朝日系列、21:00~23:10)が、9月27日(日)に放送。これに先立ち、ゲスト出演する松下由樹との鬼気迫る9分の対決のシーン写真が公開された。

井上由美子が脚本を手掛ける本作は、天海演じる取調官・真壁有希子が、可視化設備の整った特別取調室で取り調べを行う捜査一課の専門チーム「緊急事案対応取調班(通称・キントリ)」のメンバーとともに、数々の凶悪犯と一進一退の心理戦を繰り広げていくドラマ。2014年1月から3月にレギュラー放送されたが、1年半ぶりにドラマスペシャルで放送される。

このスペシャルでは、有希子が“自白した被疑者には遂行不可能な連続殺人事件”の真相を追い求め、松下&斉藤由貴が演じる手強き女性たちを相手に戦いが展開されるが、『緊急取調室』史上もっとも“鬼気迫る9分間”と言っても過言ではない攻防戦が繰り広げられることが明らかとなった。

現場にいた全員が息をのんだという、そのシーンは、松下演じる被疑者・矢島聖美との対決シーンだ。ある事情から取調室の外で対峙することになった有希子と聖美。そこで、聖美はなんとハサミで有希子の髪をいきなりザクザクと乱暴に切り落とす。

このシーンについて、松下は「お互い冷静でありながらも、それぞれが爆弾を押すスイッチは持っている。その状況がどんな方向へと転んでいくのか……。そんな緊張感を持ちながら、“こう演じたら怖いな”というようなことはあまり考えず、思い切ってやりたいと思っていたんです」と撮影前の演技プランを明かし、対する天海も「相手を傷つけてしまいそうな動作って、演じている本人が一番緊張するんですよね。松下さんにはそういう心配をしながらお芝居をしていただきたくなかったので、“ホントにもう、ザクザクに切っていただいて構わないので!”と、お願いしました」と、撮影直前の秘話を明かした。

そして迎えた本番。鬼気迫る表情で、天海の髪をグイッとつかみ、ものすごいスピードで切っていく松下の姿。その時の心境を、松下は「ともすればいつでも有希子を殺せるという状況も肌で感じながら、髪を切る時はいろんな感情が乗って、すごい切り方をしました。最終バトルが展開される空間は、お互いがどう動いても、何をされてもおかしくない場所であり、かつ逃げ場もいくつもある場所。さらに、人の真髄を突いてくるシーンでもあるので、お互いに冷静を装いながらも、すごく緊張感がありました」と振り返る。

一方の天海は、「実際、私が“そうしてもらいたい”と思っていた通り、松下さんは本当に感情の赴くままに、お芝居をされていました。もう……天才ですよ! それもこれも松下さんの実力のなせる業! 本当に素晴らしかったです」と絶賛。そして、最終の対決シーンについて、「お互いが感情をマル裸にする中、興味深いお芝居のやりとりをさせていただきました。有希子を演じる私、天海祐希がその瞬間に何を感じたのか。そして、このシーンが有希子と聖美さんの心をどう揺さぶったのか。すべての答えは画面に収められていると思います!」と、きっぱりとした口調で語り、期待を煽った。

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