シャーロット、『名探偵キャサリン』で民放初主演!「とてもチャレンジング!」

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『マッサン』(NHK)のヒロインを務めたシャーロット・ケイト・フォックスが、9月にテレビ朝日系列で放送されるドラマスペシャル『名探偵キャサリン』で民放ドラマで初主演することがわかった。ミステリーの女王こと山村美紗原作の本作で、自由奔放なアメリカ人女性・キャサリンを快活に演じる。

今回の出演について、シャーロットは、「キャサリンという新しい役、新しい作品は私にとってとてもチャレンジングです。気持ちが高ぶりますし、『マッサン』から間をあけずにまた主役を演じられることをとても光栄に思っています」とコメントしている。

今年の3月末まで、半年にわたりNHK連続テレビ小説『マッサン』のヒロイン「エリー」として視聴者の熱い声援に応えてきたシャーロット。民放ドラマデビューする本作は、日本のアガサ・クリスティと称される山村美紗原作の『名探偵キャサリン』。これまで幾度となく映像化されてきた人気シリーズだが、原作通りにアメリカ人女性・キャサリンが主役に据えられるのは、今回が初の試み。また、セリフは全編ほぼ日本語で、華道や「愛燦々」の歌唱にも挑戦する。

そんなキャサリンを演じることについては、「“お茶室”、“青酸カリ”など言いにくいセリフもありますが、日本語のセリフを覚えることはすでにやってきたことなのでそれほど大変ではありませんでした。でも、エリーのおしとやかな立ち居振る舞いが身に着いていて、勝ち気なキャサリンの動きはただ立つだけでもとても難しく感じました。また、今作でも歌うシーンがあるのですが、これはきっとプロデューサーが私を泣かそうとしているのだと思います」と笑顔。

また、競演陣には実力と人気を兼ね備えた豪華キャストが顔をそろる。シャーロットの相手役を務めるのは、これまで、佐々木希、石原さとみ、北川景子など、数々の人気女優の相手役として、ヒロインを輝かせてきた谷原章介。英語も堪能な谷原は、シャーロットとのコミュニケーションもスムーズで、時に谷原が英語、シャーロットが日本語で会話するという逆転現象を起こしながらも、和気あいあいとした雰囲気の中で撮影に挑んでいる。
そんな谷原に対し、シャーロットは、「谷原さんは心が広く、気遣いがあり、面白く、地に足の着いた方。あっという間に打ち解けることができました」と。一方の谷原も、「シャーロットの民放初ドラマという節目に立ち会うことができ、とても光栄に思います。不思議と、これからスター女優になっていくという方の相手役をやらせていただくことが多いのですが、シャーロットとも新たな名コンビになれたらと思います」と語り、「彼女は茶目っ気があって、撮影中もいい感じにふざけてくれる。アドリブも入れてきそうですし、やり甲斐があります。監督に止められるまでは二人で楽しんでいきたいと思っています」。

この『名探偵キャサリン』が発表されたのは、今から40年前の1975年。初のドラマ化は主役を日本人の男性警部に変更し、藤田まこと主演で、1979年にテレビ朝日で放送された。しかし、今回、シャーロットが演じるキャサリン・ターナーは、『マッサン』で演じた貞淑な妻のイメージを打ち破る、自由奔放なアメリカ人。副大統領の一人娘で、富豪のビジネス・ウーマンというバックグランドがあり、また勝ち気な性格の持ち主。友情を重んじ、正しいことを貫く姿勢はどこか清々しく、同性からの高い共感を得られるキャラクターだ。原作では、「なだらかなウェーブの金髪、うぶ毛の光るピンク色の肌、オレンジ色の斬新なドレスを着た美少女」と描写されており、まさにシャーロットのイメージに合う。

今作で、また新たな役どころに挑戦するシャーロット。ファンに向けて、「私がもうエリーではないということにがっかりされるかもしれません。それでも、私には今までと違う役を、違うクルーとやっていきたいという気持ちがあります。今回の作品では、マッサンとエリーとは違う、谷原さん演じる一郎と私演じるキャサリンの関係性を楽しみにご覧いただければと思います」とメッセージを送った。

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