倉科カナ「一皮も二皮もむけたい」帰国子女役で“新しい自分”開拓

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――鈴木(浩介)さん以外とは初共演、まずは東山さんへの印象は?

東山さんについては、テレビなどで拝見していると体育会系的な印象があります。作品も含めてキャスト、スタッフさんを引っ張ってくださる方なのだろうなと、画面を通して見ていても感じています。今回初めてご挨拶させていただいた時も、そう思いましたし、すごく強い心をお持ちの方という印象を受けました。また、東山さんご自身も、緊張感や距離感は作品づくり大切だと思うので、慣れ合い感はにならないように撮影中は意識しているというような意味合いを仰っていて、撮影中は“試合”という言葉を遣っていらっしゃったので、きっと、すごい意気込みで作品に臨まれているんだと感じました。

――髙嶋政宏さんの印象については?

お芝居に対して、熱いイメージがあります。ワンシーン、ワンカットに凄い熱量を感じるというか、そういうイメージがある方です。

――片岡愛之助さんの印象については?

歌舞伎をやられていますし、『半沢直樹』では、オネエ的な役を演じられていたので、役幅の広い方という印象です。

――吉田鋼太郎さんの印象については?

渋さと色気のバランスがすばらしい、素敵な俳優さん。あと、ご本人がテレビでキャバクラのお姉さんとのエピソードを語っていた印象が強くその真相には興味あります(笑)。

――北大路欣也さんの印象については?

もうお名前を聞くだけで気が引き締まるような俳優さんです。画面で見ていても、台詞一つ一つがしびれるというか、渋さもありますよね。

――鈴木浩介さんの印象については?

優しい方です。プライベートでも、鈴木さんと荒川良々さんと3人でよく食事に行ったりします。お芝居も本当に素晴らしくて。自分のキャラクターを立たせながら、監督の要望にも応えて、尚且つ自分の色も乗っけつつ、他の共演者をちゃんとアシストする方。今回、初共演の方が多いので、鈴木さんがいると安心します(笑)。

――男性陣に囲まれ女性1人ですが、不安などは?

これが意外とないんです(笑)。これまで、男性の中に女性一人という状況は結構ありましたが、適度にひとりにしてくださるので自分の時間を満喫しています(笑)。逆に、女性がいたりすると、美容や恋愛の話になったりしてガールズトークで和気藹々となることはありますね。

――テレビ朝日の水曜よる9時枠というと『相棒』などヒット作が多いですが、それについてプレッシャーはありますか?

注目の枠ということで、比べられることはあるかもしれませんが、私たちは私たちなので、ベストを尽くして、素敵な作品に出来ればと思っています。私自身、この面子というだけでプレッシャーがありますので、今は本当にベストを尽くすということしか考えていません(笑)。

――豪華俳優陣との共演、役者としてどのように取り組んでいきたいですか?

そうですね。皆さんと“試合に臨む”じゃないですが、すごい熱量で演技されると思うので、この環境を活かし、すごい俳優さんたちの中でもまれて、一皮も二皮もむけたらいいなと思います。

――最後に、見どころを教えてください

これだけの豪華な俳優さんたちが、一癖も二癖もあるような役柄を演じ、その7人のクセ者たちが、自分たちの能力やキャラクターを活かして事件を解決していくところです。また、私が演じる環は帰国子女という設定なので、監督が「英語を話すシーンを少し入れたい」と仰っていて……。実は私、英語は話せないので勉強しないといけないのですが、行こうと思っていた英会話教室が先日なくなってしまって……。今からいろんな人の力を借りて、英語はもちろん、帰国子女特有のリアクションなどを構築していかないといけないので、そこも見どころです(笑)。

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