倉科カナ「一皮も二皮もむけたい」帰国子女役で“新しい自分”開拓

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倉科カナが、7月15日からスタートする東山紀之主演のドラマ『刑事7人』(テレビ朝日系列、毎週水曜21:00)に出演し、帰国子女で情熱家の刑事・水田環(みずた たまき)を演じる。このほか髙嶋政宏、片岡愛之助、鈴木浩介、吉田鋼太郎、北大路欣也といった豪華で個性豊かな俳優が、それぞれ一癖も二癖もあるキャラクターで登場する。主人公は、東山が演じる刑事・天樹悠(あまぎ ゆう)。彼は、一見事件とは無関係かと思われる「時間」に対し、こだわりを見せる風変わりな刑事だが、捜査能力は超一級品。死亡推定時刻や犯行時間、アリバイ時刻、タイムリミットなどから導き出した“加害者と被害者のタイムライン”に疑問を投げかけ、そこに生じる“空白の時間”の意味を探り、事件を解決へと導いていく。

物語は、「警視庁遺失物センター」に所属していた天樹が、“あること”をキッカケに捜査一課長直轄の部署「警視庁捜査一課12係」に配属されるところから始まる。ここは、どんなに手柄を挙げようとも、一度配属されたら二度と表舞台に戻ることはできない“刑事の墓場”とも揶揄される部署。12係に所属するメンバーは、天樹も然ることながら、いずれも警視庁屈指の精鋭にして個性派ばかり。彼らは互いにぶつかり合いながらも、一人では解決できない謎を補完し合い、難事件を解決していく。

男ばかりの12係だが、この中で紅一点の存在が、倉科さん演じる環。今回は、クランクイン前の倉科さんに、役についてはもちろん、共演者や作品のみどころなど語っていただいた。

――台本をご覧になっていかがでしたか?

すごくバランスのいいドラマだと思いました。タイトルにもある通り、一癖も二癖もある7人の刑事が、個々の能力を活かして事件を解決していく。その7人のキャラクターが、それぞれとても濃いので、彼らの掛け合いなど、見ていてとても楽しめるものになっていくと思いました。

――倉科さん演じる水田環はどんな女性ですか?

帰国子女の環は「良いものはYES! ダメなものはNO! Because、なぜなら……」と、はっきりものが言えるような強い心を持っている女性で、ちょっと勝気な部分があったりします。

――ご自身と似ているところは?

全然似ていないんですが、最近はわりとハッキリNoはNoと言えるようにはなってきているのは確かです(笑)。環は、年上でも関係なくタメ口を使ってしまうようなところがあるのですが、私は普段、出来るだけ先輩方々には丁寧な言葉を使いたいと思っています。もし失礼なことを言っていたとしたら、「私、大丈夫だったのかな?」とか、すごくネガティブに考えてしまいます。そのくらい環とは違うので、演じるにあたり、すごく調節が難しいだろうなと思っています。

――東山さん演じる刑事・天樹悠とはどんな関係ですか?

天樹は、「警視庁遺失物センター」から「警視庁捜査一課12係」に配属された新任刑事で、私より後輩にあたります。ですので、最初は「後輩でしょ、こき使ってやろう」という感じで接していますが、その後、彼のすごい能力を見て、途中から対等な関係性に変化していきます。

――環を演じる上で楽しみにしていることは?

言葉遣いに関して、私が上から目線で発しないといけないところがありまして。その相手が、東山さんだったりするものですから、役とはいえ遠慮しそうになる時があります。でも、これは挑戦ですね。環を通じて、新しい自分が見えるかもしれないって思いました。

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