<ネタバレ>広瀬すずの凛とした演技に絶賛の声「津田梅子にピッタリ」

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広瀬すずが主演を務めるスペシャルドラマ『津田梅子 ~お札になった留学生~』(テレビ朝日系)が、3月5日に放送。津田梅子を演じた広瀬の凛とした演技に、ネット上では絶賛の声が多数寄せられていた(以下、ネタバレが含まれます)。

本作は、“新5000円札の顔”である女子教育の先駆者・津田梅子(幼名・梅)の青春を描く大型スペシャルドラマ。日本初の女子留学生としてアメリカに渡り、ガールズパワーで女子教育の道を切り拓く物語で、結婚や仕事について悩む等身大の姿にもスポットを当てた“誰も知らない津田梅子”が描かれる。

明治15年、17歳の梅は留学を終え、日本に帰国するため船に乗っていた。留学のきっかけは、6歳の頃。アメリカに留学すれば開拓使仮学校の教師になることが約束されていると、父・仙(伊藤英明)が勝手に決めてきたのだ。

当時、日本には女性が質の高い教育を受けられる場がなかったが、優秀な男性を育てるためには母親にも教養が必要だとする北海道開拓使の考えで、明治政府は女子留学生の派遣を決定。出発の時、仙から「国の期待を背負っていることを忘れるな」と言われた梅は、「たくさんお勉強して、お国の役に立ちます!」と元気よく約束。そして、梅を含めた5人が、日本初の女子留学生としてアメリカに渡った。

しかし、23日間に渡る船旅の中、船酔いやアメリカでの生活で食欲の無くなった女子たちは、気分が沈みがちに。そんな時、貴重な日本食である味噌漬けを「召し上がれ」と差し出し、優しくしてくれたのが後の総理大臣・伊藤博文(田中圭)だった。

アメリカでは、英語やピアノなどのレッスンに励む中で、ホームシックになる時もあった梅。それでも後の初代文部大臣・森有礼(ディーン・フジオカ)に世話を焼いてもらったり、父の言葉を思い出しながら、11年間におよぶ留学生活を終えることに。開かれた人生の新しいページが素晴らしいものであると信じ、ともに留学をやり遂げた捨松(池田エライザ)や繁(佐久間由衣)と共に日本へ帰って来る。

「誰でも学べる女子のための英語学校を作る」という夢を語り合った3人だったが、なんと留学中に北海道開拓使は解散。文部省は「君たちを受け入れる学校は閉めてしまった」「女子にできることはない」と、働く場所を与えてくれなかった。帰国早々、日本での女性の地位の低さにショックを受ける梅子。また、外国にも行ったことがあり、西洋式に理解のある父が、家では妻を顎で使っており「西洋のような対等な関係ではない」と不満を覚える。

後日、捨松と繁と文部省の愚痴を言い合っていると、繁が留学で出会った日本人男性と結婚すると突然報告。父と母の関係を見て、梅子は心から祝福できないでいた……。

その後、父の伝手で宣教師の作った学校で教師として働けることとなった梅子。しかし、外国人教師と給与に大きな差があり、文句を言おうとする梅子に母は「相手が気を悪くする」「父の顔をつぶすことになる」と言い、その言いたいことを言わない考えにも疑問を持つ。

さらに、お金がないと何もできないこと、結婚しないと女は一人前に見てもらえないこと、捨松の結婚などが重なり、自信を無くしてしまう。途方に暮れる中、ある日、ロンドンにいる森から一通の手紙が届く。そこには「私は文部省に移る事を考えています。一緒に日本の女子教育を変えていかないか」と書かれており、それをきっかけに梅子は再び行動を開始。パーティーに参加して何か仕事がないか聞いて回るうちに、伊藤に再会。女子教育に力を入れようとしていると話し、伊藤の妻子の家庭教師として住み込みで働いてほしいと言われるのだが……。

ネット上では、梅子役を演じた広瀬に絶賛の声が多数。「凛として真っ直ぐな津田梅子はすずちゃんにピッタリ」「考えさせてくれたドラマ」「もっと見ていたかった」というコメントが寄せられたほか、また伊藤役の田中にも「頼りがいがあってかわいらしいキャラクターがぴったり」「ハマり役」といった感想が見られた。

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