松本潤が主演を務める木曜ドラマ『となりのチカラ』（テレビ朝日系、毎週木曜21:00～）の第5話が3月3日に放送。ネット上では、松本演じる中越チカラの優しさに涙する人が多くいた（以下、ネタバレが含まれます）。
思いやりと人間愛だけは人一倍、だけど何をしても中途半端で半人前な男・チカラが、同じマンションに住む住人たちの悩みを解決し、やがてそのマンションがひとつのコミュニティとなって強い繋がりを持っていく様を描く社会派ホームコメディ。
マンションの管理人・星譲（浅野和之）から、寡黙な601号室の上条知樹 （清水尋也）が、連続幼児殺人事件の容疑者・少年Aではないかと聞かされたチカラ。
星からの要望もあって、本当に少年Aなのかを突き止めることに。すると、彼が少年院に入っていたことが発覚。その噂が出回ってしまい、マンションの住人は、彼が少年Aだと決めつけて避けるようになってしまった。
そんな中、星が上条を殴りつける事件が起きてしまう。星は少年A事件の被害者家族だったのだ。一方、チカラは元保護司から上条の過去を教えてもらう。彼は心の病気が原因で事件を起こしたことがあった。幼少期の頃、あることがあって、感情表現がうまくいかなくなった。それがきっかけでイジメられるようになり、ちょっとした拍子で相手に大ケガを負わせてしまったのだ。少年院に入ったのはそれがきっかけ。彼は少年Aではなかった。
事件の責任をとってマンションから出て行こうとする星を引き留めていると、上条が姿を現した。彼は“不気味な人間はいない方がいい”と引っ越しをするという。「なんで僕みたいな人間が生きているんですかね？」と問われたチカラは「君は僕の大切なお隣さんだよ。この広い世界で出会えたのも何かの縁だし、もっと君とこのマンションで過ごしたい」と返す。
病気のことはマンションの住人と共有しているので心配ないこと、上条は感情がないわけではなく、それを表現するのが苦手なだけだと伝えたチカラは、上条にある封筒を渡した。
それは、マンションの住人が喜怒哀楽を表現している写真だった。「これからも写真撮るから、君が感情を知る手伝いをさせてくれないかな？」というチカラに、上条は涙が止まらない。“嬉し涙”を初めて実感した上条は「ちょっとは笑った方がいいんですかね？」と写真を見ながら、せいいっぱいの笑顔を作った。
ネット上では、チカラをはじめ、住人たちの優しさに「自然に涙が溢れていた」「チカラくんの言葉に泣いてしまった」「心に響く」「ギュッとなった」とのコメントがあった。
次回は3月10日に放送。チカラは、木次学（小澤征悦）から「二度とうちの家族と関わるな」と釘を刺されてしまう。
