岡山天音&神尾楓珠、ボクサー役で新境地!ストイックな役作りについてコメントも

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天海祐希が主演を務める木曜ドラマ『緊急取調室』(テレビ朝日系、毎週木曜21:00~)の第3話が、7月22日に放送。第3話には、数々の作品から引く手あまたの20代俳優2人、岡山天音神尾楓珠が、己の肉体と髪型を大幅に改造し、新たな事件の捜査をかき回すボクサー役で出演することがわかった。

本作は、可視化設備の整った特別取調室で取り調べを行う専門チーム「緊急事案対応取調班(通称・キントリ)」の活躍を描く人気刑事ドラマの第4シーズン。天海演じる叩き上げの取調官・真壁有希子が、キントリのメンバーと共に、数々の凶悪犯と一進一退の心理戦を繰り広げる。

第1、2話には、桃井かおりがゲスト出演。北海道警察へ出張することになった有希子の搭乗した飛行機内でハイジャックが発生し、桃井はそのハイジャックを起こした犯人で国民青年派の大國塔子役で出演。有希子と塔子の白熱した取調室シーンが展開された。

そして次回第3話に出演が決まった岡山と神尾。岡山が演じるのは、タイトルマッチでバンタム級チャンピオン・加賀見光一郎(神尾)に挑む直前、週刊誌記者を殺害した容疑で任意同行される、常に戦闘態勢の元不良少年ボクサー・石倉衆ニ。取り調べシーンで天海と対峙した岡山は「演じていて非常にシビれました。貴重な時間を過ごさせていただきました」と、充実感をにじませる。

実は岡山、世間も注目する期待のボクサー・石倉を演じるために撮影の約1か月半前から、トレーニングを開始。「ほかの作品の撮影が終わった後にジムに通い、毎夜、公園でシャドーボクシングをしたりしていました。時間を作ってはボクシングに浸る、かなり濃厚な日々を過ごしました」とのこと。なんと撮影に入る時点では「体脂肪率が5.5%ほど落ちた」といい、トレーナーの先生も「岡山さんの減量幅は、7か月かかるところを1か月で達成した!」と語るほど。

また、ただごとではない反骨精神が感じられる金髪スタイルも、ハッとさせられる要素。実は「髪型もかなりこだわってデザインした」そう。「髪色を変えてから、一気に石倉のいる地点へ飛躍できた気がします」と、細部に至る役作りについて明かした。

さらには「実際に自分の拳で人を殴るという経験は初めて」だったようで、「普段は人として踏み込まない地点に踏み込んだことで、それ以前には持ち得なかった石倉の凶暴性に近づけた気がします」と岡山。そんな凶暴性と、少年院にも入っていた過去があったことから、殺人事件の有力被疑者としてキントリに連れてこられる石倉――彼は本当に真犯人なのか? だとしたら、運命のタイトルマッチ直前に人を殺めてしまうほどの動機とは一体……!? 百戦錬磨のキントリ・メンバーをも撹乱する、岡山演じる臨戦ボクサーの動向に注目だ。

一方、「大卒のプリンス」ともてはやされる清く正しい経歴と言動、そして現チャンピオンという実力を併せ持つ加賀見光一郎役で、ボクサー役に初挑戦する神尾。多忙な日々の中、「撮影の1か月前から先生とのトレーニングを週1、2回。さらに毎晩の腹筋メニューを実践し、プロテインを飲むことを心がけました!」という。「先生に食事メニューを送ったりして、身体の情報など、至るところまで見てもらっていたので、緊張感のある日々を過ごせました。プロのボクサーの方々は常にこの状態で身体作りをしているのかと思うと、とても尊敬します」と話す神尾だが、真摯に肉体改造に取り組んだ結果、「体脂肪率は9.4%から7.0%まで変化して、自分でも驚きました」。もともととても低い体脂肪率を、さらに落とすという驚異の減量を達成した。

そんな神尾だが、このたび髪もバッサリ断髪。初めて公の場で、短髪を披露することに。本人は「似合わないと思っていた“短髪”に対する苦手意識はなくなりました!」と、茶目っ気たっぷりにコメント。

しかし、その一方で、事件直前に何やら怪しげな行動も見せ、有希子からマークされてしまう加賀見。そんな彼のもとには小日向文世演じる取調官・小石川春夫が向かうことに……。「小日向さんは僕が撮影中に台詞を噛んだとき、直々にアドバイスをくださり、とても勉強になりました!」と、大先輩・小日向との対峙シーンでも刺激を受けたと明かす神尾。彼が『緊急取調室』で切り拓く“新たな顔”と“新たな芝居”に期待したい。

神尾楓珠、岡山天音
神尾楓珠、岡山天音

<岡山天音 コメント全文>
『緊急取調室』は長期にわたり愛されている人気作であり、歴戦の大先輩方と面と向かってお芝居ができる機会だったので、参加させていただけることが非常に楽しみでした。熟練の大先輩方ばかりの現場でしたが、皆様とても柔らかく丁寧に迎え入れてくださり、お芝居以外の場面でも先輩方の佇まいから学びを得ました。また、天海(祐希)さん演じる有希子から取り調べを受けるシーンは、実際に対決するような場面で、演じていて非常にシビれました。貴重な時間を過ごさせていただきました。

僕が演じる石倉は純粋がゆえに、傷つけられるたび大きく湾曲していったキャラクターだと思います。また、ここまで他者に対し、攻撃性を持って対峙するキャラクターを演じることは初めてだったので、非常に新鮮な気持ちでした。

今回は髪型もかなりこだわってデザインしていたので、髪色を変えてから、一気に石倉のいる地点へ飛躍できた気がします。また、身体作りの期間は1か月半ほどで、その間もほかの作品の撮影と重なっていたので、撮影が終わった後にジムに通い、毎夜、公園でシャドーボクシングをしたりしていました。時間を作ってはボクシングに浸る、かなり濃厚な日々を過ごしました。体重の変化はさほどありませんでしたが、体脂肪率が5.5%ほど落ちました。

スパーリング練習や現場のお芝居もそうでしたが、実際に自分の拳で人を殴るという経験は初めてだったので、その一線を越えたことは大きかったです。普段は人として踏み込まない地点に踏み込んだことで、それ以前には持ち得なかった石倉の凶暴性に近づけた気がします。

<神尾楓珠 コメント全文>
 長く続いている作品にゲストで参加できることが楽しみでした! それと同時に緊張もありましたが、(岡山)天音くんとは2度目の共演だったこともあり、少し肩の力を抜いて演じることができました。

僕が演じる加賀見は世渡り上手。どういう環境にいても、誰とでも上手くできるタイプなんだろうな、という印象を受けたので、そこを意識しました。また、ボクサー役は初めてだったので、リングからの景色が壮大で、とても印象に残っています。

今回はボクサーの身体を作るため、撮影の1か月前から先生とのトレーニングを週1、2回しました。さらに、毎晩の腹筋メニューを実践し、プロテインを飲むことを心がけました! 先生に食事メニューを送ったりして、身体の情報など、至るところまで見てもらっていたので、緊張感のある日々を過ごせました。プロのボクサーの方々は常にこの状態で身体作りをしているのかと思うと、とても尊敬します。僕も体重はほとんど変わりませんでしたが、体脂肪率は9.4%から7.0%まで変化して、自分でも驚きました。

また、今回は短髪も初披露しています。これも変化と言っていいのか分かりませんが、似合わないと思っていた“短髪”に対する苦手意識はなくなりました!

撮影では、小日向(文世)さんと対峙するシーンもあったのですが、どうやって芸能界に入ったのか……といった話など気さくに話してくださりました! また、小日向さんは撮影中に僕が台詞を噛んだとき、直々にアドバイスをくださり、とても勉強になりました!

<第3話あらすじ>
チケットは30秒で完売……世間が注目するボクシングのバンタム級タイトルマッチが、目前に迫ってきた。「大卒のプリンス」ともてはやされる現チャンピオン・加賀見光一郎(神尾)に挑戦するのは、元ボクサー・山内潔(阿南健治)に才能を見いだされ、デビュー戦以来4戦連続のKO勝ちを収めた元不良少年・石倉衆ニ(岡山)。正反対の2人の試合には、熱い視線が注がれていた。

ところが、対戦1週間前の会見が開かれた直後、事件が起こる。会見に出席していた週刊誌記者・梅本マサル(松本実)が、川に転落して溺死。亡くなる前に顔面を殴られていたことが判ったばかりか、石倉と一緒に事件現場付近を歩いている姿をとらえた防犯カメラ映像も見つかったのだ!

これを受け、警視庁捜査一課は石倉を任意同行することに。真壁有希子(天海)ら「緊急事案対応取調班(通称・キントリ)」のメンバーには、石倉を取り調べて自供させるよう、刑事部長・北斗偉(池田成志)から命令が下る。だが、そもそも石倉を被疑者として引っ張るには、あまりにも決め手が少ない。キントリの面々は取り調べに難色を示すが、北斗は補導歴3回・暴力沙汰で少年院にも入っていた石倉の過去を持ち出し、犯人だと決めてかかり……。

偏見を持たずフェアな取り調べを――そう肝に銘じ、石倉と対峙する有希子。ところが、石倉は態度が最悪な上に、思いの外したたかに追及をかわし、容疑についても「素人を殴るわけねぇだろ」と一蹴。石倉の言動、そして右手に巻かれた包帯を直接確認した有希子は、彼が犯人との心証を強め……!

まもなく、梅本の銀行口座に不審な振り込みが2件あったことが判明。さらに、会見の映像を見直した有希子は、いつも戦闘態勢の石倉が加賀見に何か囁かれるや、一瞬だけ見せた不安そうな表情が引っかかる――。

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