キムタクごはん?いただき?えびめし?変でおいしい、ライス祭り!

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キムタクごはん?いただき?えびめし?変でおいしい、ライス祭り!

日本人の主食、お米。そのままおいしいおかずと食べれば十分幸せだが、お米を使った様々な料理が日本全国にはあり、それぞれ独特の味わいが楽しめる。ここでは、3つのごはん料理をレシピとともに紹介しよう。でもちょっと変わったメニューなので、題して「変でおいしい、ライス祭り」!

まず紹介するのは「キムタクごはん」。もちろんあのビッグタレントは関係ないよ。長野県塩尻市の小学校で給食メニューとして子どもたちに親しまれているごはん料理だ。

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キムタクの“キム”は何だろう?意外にもキムチの“キム”だ。豚肉とキムチを炒める豚キムチがキムタクの一部を担っている。では“タク”は何か?なんと、たくあんだった!我々がよく知るたくあんと比べると黄色くない。つぼ漬けたくあんと呼ばれている。

キムチとたくあんを混ぜたごはん、だからキムタクごはん、なるほどね!塩尻の子どもたちはこのキムタクごはんが大好き。甘いたくあんと辛いキムチが混ざっていて、はっきりした味が子どもたちにウケるのだろう。給食に出ると、おかわり続出だ。

さてこのキムタクごはんの作り方。

1)    フライパンにごま油(大さじ1)をひいて、豚バラ肉(200g)を炒め、キムチ(120g)と長ネギ(50g)も加えて軽く炒める。

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2)    つぼ漬けたくあん(90g)を投入し薄口醤油(大さじ1)を入れ、さらにキムチの汁も入れるとコクがアップする

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3)    これを熱いごはん(2合)に混ぜ合わせればできあがり

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続いて紹介するのは、鳥取県西部で親しまれている「いただき」!名前からして食いしんぼうがばくばく食べそう。見てみると、巨大ないなり寿司?

「いなり寿司は酢飯、いただきは炊き込みご飯が入っています」と鳥取県民が説明してくれる。大きな油揚げごとかぶりつく様子はおいしそう!

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「いただき」の作り方はいたって簡単。

1)    巨大なものがなくても一般的な油揚げを綿棒で伸ばして袋状にしやすくすればOK
2)    研いだお米(2合)にささがきのごぼう(50g)とニンジン(50g)を混ぜ合わせる

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3)    半分に切った油揚げの中にごはんを入れ、つまようじで口を閉じる

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4)    焦げ付きを防ぐために底に割り箸を敷いた炊飯器の中に先ほどの油揚げを並べる
5)    ボウルに醤油(大さじ4)顆粒だし(大さじ1)砂糖(70g)酒(大さじ1)水(300cc)を入れて炊飯器の2合の目盛まで注ぐ

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6)    油揚げに竹くしで穴を開けておき、炊飯器で炊き上げれば完成

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最後は、岡山県民が大好きだという「えびめし」。名前からは、えびが入った炊き込みごはんを想像するが、実物を見るとなんだこりゃ?真っ黒なごはんにえびが混じっていて金糸卵が飾られている。うーん正直言ってあんまりおいしそうに見えない。岡山県民はこれをおいしそうに食べるのだが、どんな味かは「説明できない」としか言わない。

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味の決め手は秘伝のえびめしソース。材料は主にカラメル、あとはケチャップと数種類の香辛料。それ以外は秘密だから教えられないと言う。

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どうしても作ってみたいあなたに、同じおいしさが味わえるレシピを伝授しよう。
1)    フライパンにマーガリン(20g)をひき、むきえび(6尾)とタマネギ(1/6個)を炒める

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2)    ごはん(1合)を入れて軽く炒めたら、デミグラスソース(大さじ2)ケチャップ(大さじ1)ウスターソース(大さじ1)醤油(大さじ1)を入れてごはんとしっかり混ぜ合わせる
3)    カレーパウダー(小さじ1/2)うま味調味料(少々)塩(少々)で味を調え金糸卵をトッピングすれば、色はちょっと薄いが味は本格的なえびめしのできあがり

長野県の「キムタクごはん」、鳥取県の「いただき」、岡山県の「えびめし」どれもおいしそうだ。明日から三日間、お昼ごはんにお試しを!日本各地のごはんメニューは奥が深いね!

【文:境 治】

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