この映画を、「胸キュン」だけを目当てで見たら痛い目に遭う。でも、その痛みが、ボロボロになるまで爪を噛むことでしか自分を制御できなかったあの頃の、鋭くて、鈍くて、透明で、暗澹で、ここから一歩も動き出せないような、あるいはどこへでも駆け出していけそうな感覚を思い出させてくれる。

女優デビュー作『二十才の微熱』(1993年)の橋口亮輔監督の映画『ハッシュ!』(2001年)に主演し、第75回キネマ旬報主演女優賞&第45回ブルーリボン賞主演女優賞を受賞した片岡礼子さん。 “映画界のミューズ”として注目

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