「今のお前の顔は嫌いだ」浅川梨奈“マリア”のストレートな言葉が胸に刺さる

公開:

6月19日(土)からHuluで全話一挙独占配信される、浅川梨奈飯島寛騎がW主演を務める『悪魔とラブソング』(全8話)。このほど、“悪魔のような”強烈なキャラクターマリア(浅川)の美しい歌声と真っ直ぐな言葉が突き刺さるキャラクター動画が解禁! また、浅川が作品への思いを語るインタビューが到着した。

集英社の少女マンガ誌「マーガレット」とHuluがタッグを組み、不朽のマーガレット作品を継続的に連続ドラマ化&Huluにて独占配信される珠玉の恋愛ドラマシリーズ「マーガレット Love Stories」。

この度、浅川演じる“悪魔のような”主人公・可愛マリアのキャラクター映像が解禁。クラスメイトたちの心を搔き乱す、マリアの美しい歌声と真っ直ぐな言葉が、見るものを魅了する。本映像では、初めてマリアのお茶目な部分が映し出されているのにも注目だ。

さらに、そんな強烈なキャラクターマリアを演じた浅川のインタビューも到着。2か月間の撮影、撮影前から挑んだ本格的なボイストレーニングになども振り返り、個性的なキャラクターを演じる上での役作りや、歌に対するプレッシャー、そして、完成した作品を自身で見ての感想など、作品への熱い思いを語っている。

<浅川梨奈 インタビュー>
――約2か月の撮影で大変だったことや苦労したことはありますか?

歌や涙を流すシーンが多かったのですが、1、2月の撮影だったため、寒さで体が冷えて声が出ないことや涙腺が縮むことがあり、そこは苦労しました。直前まで首元を温めたり、スタッフさんが温かい飲み物を用意してくださるなどサポートをしてくださったので、ありがたかったです。

――マリアを演じる上で意識したことはありますか?

マリアは自分の気持ちを素直に伝えてしまう正直な子なので、きつく見えないようにしたくて。愛されるキャラクターにするために、監督やプロデューサーの方とお話ししながら作っていきました。お茶目さや可愛らしい部分を少し多めに入れようと、肉まんの持ち方や食べ方に気を付けたり、ふとした時の言い方に愛嬌を混ぜたりして、無邪気さを大事にしながら演じましたが、本当に難しかったです。

――同世代のキャスト陣が多い撮影現場でしたが、現場の雰囲気はいかがでしたか?

撮影現場は、男性、女性、演者、スタッフさん関係なく仲が良かったので、本当に賑やかで。私は役柄的に、最初の頃は目黒役の飯島寛騎さんと神田役の奥野壮さん以外の方たちとはできるだけ距離を取っていましたが、スタッフさんたちが顔なじみだったこともあり、みんなと打ち解けるスピードが思っていた5倍くらい早くなってしまい(笑)。でもそのおかげで、いつのまにか感じていたプレッシャーがなくなって。後半に向けてマリアが柔らかくなっていきますが、浅川自身も柔らかくなっていったんじゃないかなと思います。

――ドラマでは音楽が大きな魅力になっています。歌やピアノ・合唱など、音楽のシーンで印象に残っていることを教えてください。

私は中学1年生の頃からこのお仕事をしているので、学校行事に全力で取り組めたことがなくて。なので、クラス全員で合唱コンクールという一つの目標に向かうのが、すごく素敵だなと思いました。また、撮影に入る2か月前からボイストレーニングを受けていて、1人で何度も歌ってきた「アメイジング・グレイス」を、飯島さんのピアノ伴奏にのせてみんなで歌えたのは感動や嬉しさがありましたね。自分が経験できなかった青春なので、一番グッときました。こういう経験がどれだけ尊くて大切なものか、この歳になって感じられたので、今、学生の子たちには大事にしてほしいです。

――劇中のマリアの芯をついた台詞が印象的ですが、特に印象に残っている台詞はありますか?

たくさんありますが、中でも5話の亜由(小野花梨)に言う「お前の満足する顔はどんな顔だ。みんなから好かれるような顔なのか? 今のお前の顔は嫌いだ。自分の気持ちに嘘をついてる奴の顔が好きな人間なんているのか?」という台詞です。周りを気にして自分を偽って、誰かのせいにすることで自分を守ることは、誰もが経験のあることだと思うんです。ただ、大人になってから、そんなことに気付いて言ってくれる人って、なかなかいないじゃないですか? 私も人の目を気にし過ぎていたので、自分に正直にいることが一番いいんだと思わされました。

――登場人物の成長が描かれる作品ですが、撮影を通して、ご自身が成長したと感じる部分はありますか?

私は歌への苦手意識が本当に強かったんです。ボイトレを始めてからも不安で、先生から「上手になったね」と褒められてもその言葉がプレッシャーで、正解が分からず何回か泣いてしまって。ですが、スタッフさんや飯島さんをはじめクラスメイトのみんなのおかげで、私もマリアを通して成長でき、好きな事が一つ増えて歌に対する自信が生まれました 。自分が1人で歌っている姿が流れるのは今でも不思議な感覚ですが、頑張った成果を皆さんに楽しんでいただけたらうれしいです。

――最後にメッセージをお願いいたします。

1人1人の登場人物の悩みや心の動きがすごく丁寧に描かれています。また、映像が美しく、音楽もすごくポップでかわいくて、私は出来上がった作品を見た時に止まらなくなってしまいました。回が進むにつれて登場人物たちが愛おしくなって、全8話を見る頃には全員がかわいくて大好きだと思える作品になっていますし、共感できる部分もたくさんあると思います。歌とピアノ、みんな死ぬ気で特訓して挑んでいるので、音楽と共に成長していくマリアたちを楽しんでいただけたら。あと、最終話のマリアの胸キュンシーンはすごくかわいいので、注目してほしいです。

友世(山之内すず)、マリア(浅川梨奈)
友世(山之内すず)、マリア(浅川梨奈)

PICK UP