「後半に裏切られる面白さが」浅香航大演じる健吾、ベテラン詐欺師から除霊&釈迦如来像の購入の勧誘を受け…

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浅香航大木野花が出演するHuluオリジナル『THE LIMIT』(全6話/毎週金曜に新エピソード追加)の最終話「高速夜行バス」が、4月9日より配信。このほど浅香と木野からコメントが到着した。

本作には玉田真也岩崎う大荻上直子ら“気鋭の個性あふれる人気脚本家”、そして伊藤沙莉門脇麦細田善彦岡山天音泉澤祐希、浅香ら“未知の可能性を感じさせる若手実力派俳優が集結。限定された空間、限られた時間、限られた状況でリアルタイム進行するオムニバス形式“半径3m”の人間ドラマとなっている。

第6話「高速夜行バス」の主人公を演じるのは、映画・ドラマ・舞台と幅広く活躍して大ヒットドラマ『あなたの番です』(2019年)でも注目を集めた浅香。ある夜、長距離夜行高速バスに乗り込んだ主人公・健吾(浅香)は、老獪なベテラン詐欺師・苑子(木野)と遭遇。逃げ場のない車内で、言葉巧みに除霊やら、高額な釈迦如来像の購入やら、怪しげな勧誘を畳み掛けられることに。しかも、この出会いがやがて、視聴者の度肝を抜く展開へと発展していく。

浅香は今回、ドラマ本編では4ページにわたる一人語りのシーンにも挑戦。誰の力も借りられない膨大な台詞に、相当緊張していたようだが、最初から見事クリアするという偉業を成し遂げた。そんな浅香に負けじと、ベテラン女優・木野も「映像作品ではあまりない体験で、冷や汗ものでした(笑)」という長台詞をバッチリ披露。さらに、絶妙すぎる間合いや、やんわりと含みのある表情で引き込む二人の掛け合いにも注目だ。

「自分が経験した中で一番の長台詞」にプレッシャーを感じながらも、2日間の撮影を全力で乗り切った浅香。そんな彼が、このたびYouTubeで公開された番組スペシャルPR映像では、「さまざまなLIMITがある撮影」で感じたことをコメント。また、「10秒間で作品のみどころを早口で伝える“リミット”告知」では、超早口にも全力でチャレンジしている。

<浅香航大 コメント>
――台本の感想を教えてください。

台本を読ませていただいたら、予想もしない展開が続いて、とても面白くて! 現場にインするのが楽しみでした。ただ、台詞量が圧倒的に多かったので「え~!?」とは思いました。というのも、僕の役は過去を思い返しながらしゃべる長台詞があるんです。普通だったら回想シーンが入ったりするところを、僕の台詞だけでつないでいくので、「頑張らなきゃな」というプレッシャーも感じました。

――実際に撮影してみて、いかがでしたか?

今回はタイトル通り、さまざまなLIMITがある現場で、空間もすごく狭く、カメラが入るポジションも限られている。そんな中、二人だけでお芝居をしていくというのは、とてもチャレンジングで、斬新で新鮮で刺激的でしたし、とても楽しかったですね。木野(花)さんもとてもチャーミングな方でした。カツサンドを食べるシーンがあったんですが、劇用に用意されたカツサンドを朝ごはんだと思って食べちゃったりして……(笑)。すごく楽しい現場でした。

――浅香さんが人生でLIMITを感じた瞬間は?

まさにこの現場ですね。自分が経験した中で一番の長台詞だったと思うのですが、現場にインするまでに覚えなきゃいけないというLIMITもありますし、もちろんただ覚えるだけではいけない。どうお芝居で見せていくかも含めて、緊張感とLIMITを感じていました。

<木野花 コメント>
――撮影の感想をお聞かせください。

初日からずっと、何か不思議な緊張感を覚えながら撮っていたんです。というのも、今回は少し変わった台本。二人芝居というか、出演者が二人いるんだけれども、それぞれが前編、後編で長い台詞を担っているんです。「それを全体で見たら、どういうふうになるんだろう!?」と。私は前半の長ゼリフを担当しているんですけど、冷や汗ものでした(笑)。一人でこんなにしゃべるなんて、映像作品ではあまりない体験でしたね。すごくいい経験をこの歳になってしたな、と思いました。何か新しいことをやるときは、それなりに怖い思いと期待感があって、楽しいですよね。

――映像作品で、二人だけでお芝居されたことはありますか?

それもあまりないんですよね。ワンシーンだけ二人のシーンということはあっても、こんなふうに全編通して二人だけっていうのは初めてなんじゃないかな。

――視聴者の方に向けて、みどころや注目ポイントを教えてください。

監督のこだわりが随所に表れて、一味違う映像になっているような気がします。あと、注目ポイントは後半ですね。ちょっと裏切られる面白さがあるんじゃないかと思います。

<あらすじ>
鎌田健吾(浅香)は発車寸前の長距離夜行バスに手ぶらで駆け込んだ。乗客はほかに老婆の園田苑子(木野)ただ一人。そんな車内でいつしか眠りに落ちるも、やがて健吾は猛烈な喉の乾きに襲われて目を覚ます。健吾が飲み物を持って来なかったことに気づいた苑子は、優しくお茶をおすそ分け。ところがその直後、車内は怪しい空気に包まれる。

なんと、苑子がまじまじと健吾の顔を見て、幸せになれないのは先祖の因縁のせいだと言い出したのだ! 除霊を申し出た後、三体の霊が健吾を狙っていると畳み掛ける苑子。さらには定期的な除霊を勧め、高額な釈迦如来像まで売りつけようとする始末。健吾は派遣の仕事を首になったため、お金がないと打ち明け、断ろうとするが……。そんな中、苑子に目的地を尋ねられた健吾は、自身の幼少期の「心残り」について語り出す――。

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