岡山天音「台本を丸々1冊覚えたのは初めて」最初から最後まで長回し撮影に限界感じる?「ベランダ男」

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岡山天音が出演するHuluオリジナル『THE LIMIT』(全6話/毎週金曜に新エピソード追加)の第4話「ベランダ男」が、3月26日より配信。このほど岡山からのコメントが到着した。

本作には玉田真也岩崎う大荻上直子ら“気鋭の個性あふれる人気脚本家”、そして伊藤沙莉門脇麦細田善彦、岡山、泉澤祐希浅香航大ら“未知の可能性を感じさせる若手実力派俳優が集結。限定された空間、限られた時間、限られた状況でリアルタイム進行するオムニバス形式“半径3m”の人間ドラマとなっている。

第4話「ベランダ男」では、変幻自在の演技で常に爪痕を色濃く残す岡山が、同僚女性の部屋に忍び込み(!)、ベランダでピンチに陥った男・入江の物語を熱演。入江が追い込まれていく臨場感を出すため、同時多発的に起こる出来事を現場ですべてリアルタイム再現。ドラマ上は声だけの出演となる電話の相手役も、撮影現場に来て演じたばかりか、LINEのやりとりも、同僚女性の部屋への人物の出入りもリアルタイムで再現し、ほぼ最初から最後までの長回し撮影を敢行。岡山の本気で切迫した表情をカメラに収めていった。しかも、出演者全員の驚異的な集中力が功を奏し、1テイク目から完璧な仕上がりに。もはやドラマというより、ドキュメンタリー!? 圧倒的な臨場感を味わうことができる。

そして、YouTubeで公開された番組スペシャルPR映像では、岡山が『THE LIMIT』で出くわした初体験や、通常のドラマとの違い&臨む上での心境を吐露。「10秒間で作品のみどころを早口で伝える“リミット”告知」にもチャレンジしている。しかも、この“リミット“告知で、岡山はまたも追い詰められることに!? なんと焦りの表情をにじませながら早口告知に挑んだ挙げ句、あと一歩のところでグダグダになってしまうというオチに!?

<岡山天音 コメント>
――台本を読んだ時の感想を教えてください。

制限がかかっているという全エピソード共通のコンセプトがありつつも、毎回キャストや脚本家が変わるので、そこが魅⼒的だなと思いました。なかなかそういった形の作品に参加する機会もありませんでしたし、僕がやっているのは大きなパズルの中の1ピースですが、出来上がった作品を全部並べてみた時にどんな感じになるのかな~と。期待して待っています。

――実際に撮影してみて、いかがでしたか?

普通のドラマはシーンを細かく分けて撮るのが主流だと思うんですけど、今回はほぼ台本1冊を通しで撮影するというスタイル。それを何回かやる形の撮影だったので、撮影前日から「どうなるんだろう!?」と緊張していました。台本を丸々1冊覚えたのは、初めてでしたね(笑)。こういう感覚でお芝居することは、もうないかもしれないです。舞台に近いのかもしれないですけど、そこに今回は“映像で撮られている”という緊張感も加わったので、演じている時は大変でした。撮影期間も1日という制限がある中、部屋の中と外の芝居がかみ合わなきゃいけないので大変でしたし、まさかOKが出ると思わなかったですね(笑)。いいお仕事を任せていただいたな、と思います。

――岡山さんが人生でLIMITを感じた瞬間は?

撮影をした今日ですかね(笑)。それなりに仕事も続けてきていますけど、ここまで「明日の撮影どうなるんだろう!?」って予測不能な現場に⾶び込むことは稀なので。「どうやってお皿の上にのっけてお客さんに出したらいいんだろう。どうやったら、楽しんでもらえるんだろう」と、考えるのが難しかったです。今となっては楽しかったですけど。でも、撮影している最中は限界を感じましたね(笑)。

<第4話「ベランダ男」あらすじ>
上原杏奈(穂志もえか)が一人で暮らすマンションに、何食わぬ顔で男が帰ってきた。その人物とは、杏奈に思いを寄せる先輩社員の入江(岡山)。会社で同じ企画に携わるメンバーのグループLINEで、杏奈の残業を確認し、留守中になぜか鍵を使って部屋に忍び込んだのだ! ところが、早々に不測の事態が発生する。上司から発注ミスについて叱責された挙げ句、「帰れ」という言葉を真に受けた杏奈が、本当に家へ帰ってきてしまったのだ。入江は慌ててベランダに避難し、そこから飛び降りようとするも、ここは5階……。飛び降りは諦めるしかない。なんとか脱出する方法を考えながら、落ち込んでいる杏奈に優しいメッセージを送る入江。ところが、ガラの悪そうな男たちの訪問に、杏奈に苛立ちを募らせている隣人の乱入と、さらなる不測の事態が次々と起こり……。やがて、抜け出せないベランダと室内という、目と鼻の先で交わされる入江と杏奈のやりとりは、とんでもない方向へ進んでいく!

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