伊藤あさひ、爽やか高校生・成太朗とのギャップを告白「僕はすごくマイペース」『マイルノビッチ』

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桜井日奈子さんと神尾楓珠さんがW主演を務める「マーガレット」×「Hulu」の恋愛ドラマ・シリーズ第1弾『マイルノビッチ』が2月12日からHuluで独占配信されます。

累計発行部数350万部を超える大ヒット少女マンガを実写化した本作。キノコ型の髪型に分厚いメガネであだ名が“毒キノコ”の女子高生・木下まいる(桜井)が、学校一のイケメンで神業のメイク技術を持つ熊田天佑(神尾)に「ブスを言い訳にするな!」と叱咤激励されながらキレイになっていく物語です。

まいるが初めて挑んだ合コンで出会うのが、伊藤あさひさん演じる他校の生徒・工藤成太朗。四人兄弟の長男で面倒見も良く、バスケットボール部に所属している爽やか男子が、まいるの奇天烈な言動に興味津々! 彼女と少しずつ恋仲になっていきます。

そんな誰もが憧れる成太朗を演じる伊藤さんに、役どころの印象、まいると天佑の不思議な関係について現実にあり得るのか? などについてお聞きしました。

――本作のオファーがきたときの気持ちからお聞かせください。

昨年、少女漫画が原作の映画『私がモテてどうすんだ』に出演させていただいたんですが、“これからもいろんな作品に出てみたい!”という気持ちもあったので、この作品に携わることができて素直に嬉しかったです。

――役作りをするうえで、オリジナル脚本と今回のように原作がある作品とでは、アプローチの違いはあるものですか?

原作がある場合は必ず予習します。漫画ファンの方もいらっしゃるので、脚本と照らし合わせながら、極力寄せられるところは寄せていこうとしますね。ただ、お芝居の中で役が生きることが一番だと思っています。

――今回、役作りで大切にしていることはどんなことでしたか?

爽やかさとハツラツとした少年感を大切にしています。良く言えばみんなに好かれるけど、悪く言ったら“みんなに嫌われたくない”という八方美人というか(笑)。

――実際の伊藤さんも爽やかさを感じるのですが、成太朗と似ている部分はありますか?

僕はすごくマイペースなんですよ。成太朗みたいな周りを明るくするようなハツラツさはないので、そこは演じるときに意識しています。

――ラブスートーリーに主要メンバーとして参加するのは初めてだそうですね。

現場では“やってやる!”って気持ちで臨みました。相手とのやりとりの中に、こちらからアプローチをしたり、胸キュン要素があったり、普通の生活だと経験することがないような世界をドラマを通して体験できるのが、すごく面白いなと思います。

――新たな自分を発見できるという感じでしょうか?

演じているときは一生懸命すぎてあまり覚えていないんですけど(笑)、いろんな役になるにつれて、自分の中でも変わっている部分があると思いますし、影響も受けているのかなって。爽やかな役をやっているときは、周りに爽やかに接することもあります。

――成太朗については、どんな人物と捉えていますか?

スポーツ万能で爽やかでモテるなぁというイメージです。話が進むにつれて、だんだんプライベートでのリアルなところも見えてきて、等身大の高校生の部分もあるなって思います。(作中では)男の子が3人出てくるんですけど、その中でも成太朗が出てくるシーンは、初々しくもあり、リアルでもあるパートなので、特に見どころです。

まいるのような女の子は好き?
まいるのような女の子は好き?

――第1話、まいるが参加する合コンシーンから成太朗が登場します。彼は、まいるのどこに惹かれたんだと思いますか?

いざ撮影をしてみて気持ちが分かったのは、桜井さん演じるまいるが“カワイイな”と思いましたね。他の人が、男子に好かれようとしている中で、発言がちょっとズレていたり、動きが変だったり、そういうところに魅力を感じました。

――伊藤さん自身もまいるのような女の子は好きですか?

多分僕も成太朗と同じ反応をしてしまうと思います。すっごく笑っちゃうでしょうね。もちろんバカにした笑いではなく、“面白い!”って興味を持っちゃうというか。

――そんな合コンシーンで印象的な出来事や感じたことを教えてください。

合コンってやったことがなかったので、男女3人が対面で座っていて、“合コンってこんな感じなんだ~”って思いました(笑)。

――ちなみに、合コンでは、松丸綾乃(大友花恋)も成太朗を狙っていて、バチバチの構図ですが、伊藤さんは場の雰囲気の変化にすぐ気づくタイプですか?

そうですね。(場の違和感に)すぐに気づいちゃうタイプかもしれないです。

――まいると天佑の関係性について。今後、どうなるかは分かりませんが、1話の時点で2人は師匠と弟子のような間柄です。2人のように、男女の仲で師弟関係は成り立つと思いますか?

確かに不思議な関係ですね。年が離れていたら成り立つと思うんですけど、同い年では成り立たないと思います(笑)。ただ、まいるたちなら“ギリギリ成り立つのかな?”って感じですかね……。

――もし、伊藤さんのもとに、まいるのような子が「キレイになりたい」と弟子入り志願してきたらどうしますか?

相手が僕に対して好意がなくて、僕も好意がなければいいんじゃないかなと思います。

――特に桜井さんと同じシーンが多かったと思いますが、どんな印象を持たれましたか?

すごくサバサバして喋りやすい方です。だから、空き時間によく話しましたね。

――まいると成太朗のデートシーンも見どころです。

2人でタピオカを飲んだり、プリクラを撮ったり新鮮でしたね。何年ぶりかにプリクラを撮ったんですけど、今の技術すごいですよ。目がバーンって大きくなって!(笑)。

――最後に、本作の見どころを教えてください。

この作品は、キラキラしていてテンポもいいので、どなたでも楽しめると思います。特に何かで足踏みしている方、学生の子で“これからどうしよう”と思っている方がいたら、『マイルノビッチ』で少しでも後押しできたらなって。僕個人の見どころとしては、初々しい高校生の恋愛、その中でもリアルな部分もあるので、注目して見ていただけたらなと思います。

(取材・文:浜瀬将樹)

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