鈴井貴之、大泉洋らが7年ぶりの海外旅!『水曜どうでしょう』もう一つの新作が放送決定

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全国に根強いファンを持つ北海道ローカルバラエティ番組『水曜どうでしょう』(HTB)。2019年暮れから2020年春にかけて6年ぶりの新作「北海道で家、建てます」が放送されたが、その番組内で出演者とディレクター陣が明言した“もう一つの最新作”がこのほど完成し、2020年10月28日(水)から放送される。

本作は、1996年10月から2002年9月までHTB北海道テレビ(ローカル)でレギュラー放送された深夜バラエティ番組。ミスターこと鈴井貴之大泉洋、さらにディレクター2人(藤村忠寿嬉野雅道)という少人数、使用機材は家庭用デジタルビデオカメラという機動力抜群の体制で撮影され、すぐに「カチッ」とくる出演者とディレクターが番組の中でボヤき、時にののしり合うという斬新な演出が話題に。

6年ぶりとなった新作は2017年正月に撮影が始まり、2020年初頭に予想外のサプライズで幕を閉じるという、番組史上かつてない最長ロケとなった北海道・赤平市での「水曜どうでしょうハウス」建設企画。そして実はその合間を縫う形で行われていたのが今回の「海外ロケ編」。

2018年7月29日、ミスターと大泉が所属するクリエイティブオフィスキュー主催のイベント『CUE DREAM JAM-BOREE』最終日に藤村と嬉野が生中継でサプライズ出演。その際、藤村の口から「大泉くん、そろそろ旅に出ようか?」と突然告げられたミスターと大泉。そして発表からわずか3日後の8月1日、今は懐かしい平岸高台HTB旧社屋の裏口玄関に4人の「どうでしょう軍団」の姿はあった……。

出発当日の朝、大泉はカメラが回るやいきなり「いいかい? 藤村くん」とぼやく。「僕はねぇ、いまや7歳の娘を持つ45歳の父親ですよ。その父親が娘に「明日からどこに行くの?」と聞かれて『どこに行くか、パパは知らない』と……。これは恥ずかしい」。そしてその後、仕掛け人の一人であるミスターの口から、今回の行き先と企画趣旨について静かに語られ始めた。「番組が存続する上で、忘れてはいけない大切なことが一つある」。

前作で「迷走中だ」と高らかに宣言した「どうでしょう軍団」が立て続けに放つ最新作。“久しぶりに4人だけで旅に出たらしい”という噂がインターネット上で独り歩きし、行き先や企画内容に関しファンの間で様々な憶測を呼んだ注目の海外ロケ、果たしてその行き先は? そして歳を重ねた4人は、一体どんな旅を見せてくれるのか?

<カメラ担当・嬉野雅道ディレクターからのコメント>

みなさんこんにちは。嬉野です。さて、昨年に続き今年も『水曜どうでしょう』は、秋に最新作を公開します。お待ちかねの今年の最新作は7年ぶりの海外旅企画です。それも久々のどうでしょう班4人だけの旅です。『水曜どうでしょう』が同行スタッフを連れずに4人だけで旅をするのは実に12年ぶりのことです。いったいどんな旅になったのでしょうか。

昨年末から、11週に渡って公開された新作「北海道で家、建てます」は、撮影開始から公開まで3年もの時間が費やされるという異例の取り組みとなりました。番組冒頭では、いきなりチーフディレクターが「正直、迷走してます」と、普通なら視聴者に聞かれないところでこっそり打ち明けるであろう内情を、カメラが回っている前で言い放つものだから「水曜どうでしょうのエンジン」を自認する大泉洋も度肝を抜かれて言葉を失うという、テレビバラエティ史上見たことのない幕開けとなり、その3年後のラストシーンでは、どうでしょうハウス完成披露に招かれた大泉洋が「実は自分が作ったどうでしょうハウスは2年も前に雪の重みで崩壊していた」と、VTRで真相を知らされ、またまた驚愕、最後の最後まで自分の想像を超えてくる展開に何を信じて良いのか分からなくなった大泉が「水曜どうでしょうは、怖い!」と怯えながら終わるという奇跡的名作となりましたが、今回の最新作は、まさにその雪の重みで水曜どうでしょうハウスが崩壊した半年後の夏にスタートさせた旅企画です。

旅に向かう途中「ところで藤村くん、あの企画はどうなってるんだ」と、撮影開始から1年半も経つのに未だに完成しないツリーハウス企画のその後を気にする大泉洋に全員で口裏を合わせて「もう完成しました」とうそをつき、はぐらかし続けた旅でしたが、そんな久々の旅ロケの印象を、大泉洋は前作の「北海道で家、建てます」も手ごたえのないロケだったが「あの旅はもっと手ごたえがなかった」と振り返ります。しかし、そんな旅へ出たのは2年も前、2018年のことです。どうでしょう班4人全員、自分たちがどんな旅をしてきたのか、もはや誰も覚えてはいない。はたして迷走ぶりは重症化しているのか、それは見てのお楽しみ。でも、番組開始から24年経った今でも、水曜どうでしょうは、4人だけで旅をすると、やっぱりどこか懐かしい、いつか見た『水曜どうでしょう』の風景になるんだなぁと、今回の最新作を見て、あなたは感じるのかもしれません。いずれにしても、お楽しみに。

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