日米両視点から語られる『ヒロシマ・ナガサキ:75年前の真実』⽇⽶同⽇公開

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オンライン動画配信サービスHuluを運営するHJホールディングス株式会社が、数々の受賞歴を持つコンテンツを製作しているグローバルメディア企業A+E Networksが運営するヒストリーチャンネルと共同製作した『ヒロシマ・ナガサキ:75年前の真実』が、8⽉2⽇(⽇)に⽇⽶同⽇公開される(国内はHuluで独占配信)。

『ヒロシマ・ナガサキ:75年前の真実』は、ドキュメンタリー分野においてエミー賞をはじめとする多数の受賞実績があるイギリスの有⼒製作会社October Filmsにより、広島と⻑崎への原爆投下から75年の節⽬を迎える2020年に向けて製作された。監督にはドキュメンタリー作家のジェイムス・エルスキン(『氷上の王、ジョン・カリー』『パンターニ 〜海賊と呼ばれたサイクリスト〜』)を起⽤。「原爆を産み出したマンハッタン計画を遂⾏する研究者たちの焦燥や葛藤」が当事者達の⾁声と実録映像をのみ通じて語られるアメリカ側の視点と、「原爆投下前の⽇本の⽇常⾵景、そして被爆直後の焼け野原と化した広島と⻑崎の記録映像と被爆者たちの声」で語られる⽇本側の視点と、⽇⽶双⽅を360度の視点で構成されている。当事国ではないイギリスのOctober Filmsが製作することで、原爆がもたらした⽇⽶の姿を客観的に捉え、真実を時系列に描いている。

最新技術でクリアになった当時の⾳声とデジタルリマスターでカラー化した映像には、双⽅で直接的に関与した⼈々の真実の声が記録されている。また、本作には原爆投下後の⽇本を撮影したモノクロ映像(アメリカ軍が⽇本から強制徴収した映像)や、戦後75年の時を経て初公開となるアメリカのクルーが撮影した被爆地の映像や原爆の開発を推進した研究者たちの⾁声などが含まれている。エンディング曲は国際的に活躍するタンゴ歌⼿・冴⽊杏奈が⾃ら作詞した広島への溢れる思いと愛を込めて歌い上げる「広島のためのタンゴ Tango para Hiroshima」を起⽤している。

Huluの常務取締役/チーフ・コンテンツ・オフィサーの⻑澤⼀史、また、共同製作を展開するA+E Networksのスティーブ・マクドナルド⽒(グローバルコンテンツセールス兼インターナショナル・社⻑)とショガト・バネルジー⽒(アジア地域マネージング ディレクター・⽇本代表執⾏役員社⻑)からのコメントを以下に紹介する。

<⻑澤⼀史 コメント>
広島、⻑崎への原爆投下という⼈類史上最も悲劇的ともいえる出来事から75年という節⽬の年に向け、ドキュメンタリー製作において数々の受賞歴を持つOctober Filmsが世界的なネットワークを持つヒストリーチャンネル向けに、投下された原爆の実態とその後の真実を未公開の関係者達の⾁声も交えて包括的に描くドキュメンタリー映画を企画しているというお話を聞き、その企画意図に強い興味を覚えました。

そしておそらく今後、これを超えるものはなかなか企画し難いだろうとも思いました。であればこそ、このドキュメンタリー作品が⽇本⼈の⽴場としても世界中の⼈々に⾒ていただきたいと⼼底思えるものになって欲しいという思いから共同製作への参画を決断致しました。

原爆投下による被害の恐ろしさを訴えるという意味においては、これまでも多くの先⼈達が様々な形で尽⼒されてきたと認識致しております。しかし様々な葛藤はありながらも原爆の開発を推進し、投下をした⽴場と、その被害に苦しみ続ける⼈々、双⽅の⽴場からできるだけ客観的かつエモーショナルにその全体像を描き出す点において過去に例のない作品に仕上がっているのではないかと思います。世界中のひとりでも多くの⽅にこの作品をご覧いただき、原爆のもたらした現実について関⼼を持っていただくきっかけになることを強く願っております。

<スティーブ・マクドナルド コメント>
広島、⻑崎への原⼦爆弾投下から75年が経ち、この歴史的なドキュメンタリーをHJホールディングスと共同で製作できたことを嬉しく思います。核兵器の恐ろしさを今⼀度世界に伝える作品になることを願っています。

<ショガト・バネルジー コメント>
このドキュメンタリー映画が、75年⽬の節⽬に原爆の真の恐ろしさについて考える機会にとどまらず、歴史の有益な教訓を世界中の⼈々にもたらしてくれることを切に願っています。

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