1990年代にアメリカはもちろん、日本でも大ヒットを記録した青春ドラマ『ビバリーヒルズ高校白書/青春白書』の20年後のオリジナルキャストたちの姿を描いた『ビバリーヒルズ再会白書』がHuluで配信中。

すべての始まりとなる『ビバリーヒルズ高校白書』のシーズン1は、1990年にアメリカのFOX系列で放送がスタート。カリフォルニア州のビバリーヒルズに引っ越してきた双子の兄妹を中心とした青春群像劇が描かれた。

高校白書では富裕層の子息が通うウエストビバリーハイスクールを舞台に、恋や友情、確執や葛藤などの青春物語が展開。西海岸のファッションや、ライフスタイルに憧れを持つファンも少なくなかった。シーズン4からは舞台をカリフォルニア大学に移し、『ビバリーヒルズ青春白書』として、シーズン10まで放送。さらに、2008年にはシリーズから10年後を舞台にした『新ビバリーヒルズ青春白書』も放送され、大きな反響を呼んでいる。

一連のシリーズの最新作となる『再会白書』は、“ビバヒル”の各キャラクターを演じたキャスト陣がなんと本人役で登場。シリーズの終了後にそれぞれ別の道を歩んだ6人の俳優たちが、ラスベガスで開催される“ビバヒル”の30周年記念イベントで再会するという、フィクションとノンフィクションが入り混じったストーリーとなっている。

ドラマはかつての“ビバヒル”ネタはもちろん、キャスト陣の実生活での話題もふんだんに盛り込まれており、各俳優のファンも楽しめる仕掛け。子だくさんで知られるドナ役のトリ・スペリングは劇中でも6人の子供を育てており、ケリー役のジェニー・ガースも離婚回数などが現実とリンクしている。

私生活でも親友同士だというトリとジェニーに加え、アンドレア役のガブリエル・カーテリス、スティーブ役のアイアン・ジーリング、デビッド役のブライアン・オースティン・グリーン、そして、双子の兄・ブランドン役で絶大な人気を博したジェイソン・プリーストリーが、ラスベガスのホテルで再会。6人はそれぞれ大人になった今ならではの悩みを抱えながらも、再会を喜びあった。

30周年記念イベントでは、特別ゲストとして、ブランドンの妹・ブレンダ役だったシャナン・ドハーティーがライブ配信で登場。役の上でも私生活でもトラブルメーカーだった彼女は現在、動物の保護活動を行っており、ライブ配信では6人との思い出を語ることもなく、イベント参加者に寄付を呼びかけ、旧友たちを呆れさせていた。

すっかり落ち着いた6人だったが、一部のキャストは、いつまでも“ビバヒル”の役者として見られることに辟易。ジェイソンは若手俳優から「この先もブランドン・ウォルシュでしかないくせに」と罵られてしまうし、ジェニーは若者から「ケリー」と呼ばれて腹を立ててしまう。

一方で、あの青春の日々を懐かしく思うトリは、イベント会場に飾ってあった当時のドナの衣装を強奪。追われるように人気シンガーと結婚し、大金持ちになっていたブライアンのプライベートジェットでラスベガスを離れた6人だったが、空港で逮捕され、「ビバヒルの出演者逮捕」というニュースで世間を騒がせてしまう。

さまざまな騒動があったものの、それぞれの日常に戻っていった6人。しかし、働かない夫と大勢の子供を抱えたトリは、自身の出演していたリアリティーショーが打ち切られ、途方に暮れていた。そんなとき、子供たちが見ていた過去の“ビバヒル”をヒントに、新しいアイデアを思いつき、家を訪ねてきたジェニーに「“ビバヒル”、再始動すべきときじゃない?」と語りかけるのだった。

新しい何かが動き出そうとするところで第1話が終了。第2話からは、“ビバヒルリブート版”を実現させるために出演者を説得してまわるトリとジェニーの姿が描かれる。

『再会白書』は、往年のスターたちが本人役で登場しながら、『高校白書/青春白書』の思い出を語るのも見どころの一つ。ブライアンのプライベートジェット内では、ディラン・マッケイを演じ、2019年に亡くなったルーク・ペリーに思いを馳せるシーンなどもあり、ファンならずともグッときてしまう。

また、日本語吹替キャストもあの頃と変わらず、ジェイソンを中原茂、ジェニーを松本梨香、トリを安達忍、アイアンを堀内賢雄、ブライアンを佐々木望、シャナンを小金澤篤子が担当。当時、夢中になって“ビバヒル”を追いかけていた日本のファンには、たまらないキャスティングになっている。

インターネット上では、「オープニングの再現を見ただけで懐かしくて涙出そうだよ」「一番おぉ! ってまずなったのは、声が変わってない! だから、みんなそのまま感がすごい」「かなり自虐的な内容が含まれてるけどそこを逆手にとって面白い」などの感想が見られた。

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