山田裕貴&秋田汐梨、ドラマ特区『ホームルーム』で“変態性”が開花?「ラブリンや幸子にとっては純粋な愛」

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山田裕貴さんが主演を務めるドラマ特区『ホームルーム』(MBS、毎週木曜24:59~/テレビ神奈川、毎週木曜23:00~/チバテレ、毎週金曜24:00~/テレ玉、毎週水曜24:00~)が、1月23日にスタートした。山田さんは、秋田汐梨さん演じる女子生徒・桜井幸子を狂愛するド変態ストーカー教師・愛田凛太郎を演じています。

原作は、講談社のウェブコミック配信サイト「コミックDAYS」で連載が始まってから、圧倒的な売り上げNo.1を誇る同名コミック。山田さん演じる愛田は、女子生徒からダントツの人気で、「ラブリン」の愛称で親しまれている爽やかイケメン教師。しかし、自身が担任するクラスでは、生徒の幸子に対するイタズラが毎日起こっていた。愛田は幸子がイジメられる度に助けに向かい、優しく手を差し伸べる。そんな愛田に対し幸子は好意を抱くが、彼女をいじめていた犯人はまさかの愛田本人。愛田は幸子が好きすぎるあまり、自分でイジメては自分で救うという自作自演の救出劇を繰り返し、彼女のヒーローを装っていたのだった……。

そんなゆがんだ愛を描いた本作に挑んだ山田さんと、今作で初のヒロインを演じる秋田さんにインタビュー。自身が演じる役や作品についての思いを聞きました。

――オファーがあったときの心境をお聞かせください。

山田:今、活躍されている俳優の方たちは、絶対やらないような役ですよね(笑)。僕自身は、制限をかけず、どんな役でも飛び込んでいけることが強みだと思っているし、面白い役をやりたいという気持ちは強くて。最近は朝ドラや舞台で“いい子”のイメージがついていたので、そこからおもいっきり脱却できると思って楽しみでした。ただ一つ、汐梨ちゃんにいろいろなことをしてしまうので、嫌われないかが心配でしたね(苦笑)。

秋田:お話をいただいて原作の漫画を読みましたが、すごいシーンがたくさんあり、地上波で放送できるのかなと思いました(苦笑)。でも、すごく面白くて続きが気になる作品だったので、演じたいという思いが強かったです。

――ご自身が演じる役柄について、どう捉えていますか?

山田:ラブリンは生まれた瞬間からバケモノだったわけではなく、おそらく母親から虐待されて育ったのではと、小林勇貴監督と話していて。愛というものが分からずに、愛の表現の仕方が変わってしまったという悲しい人に見えたらいいなと思って演じていましたね。幸子も同じ複雑な家庭環境の子なので、そこで僕の気持ちを分かるのはこの子しかいないという感覚になって、“変態教師”と呼ばれる人間になったんだと思います。

秋田:幸子は芯がある女の子。愛田先生のことを障害がありつつも、一途に思いつづけられるのはすごいなと思いました。またすごく純粋で、言われたことをいい意味でも悪い意味でも素直に受け取っちゃう。なので、演じる上でも深く考えずに、初めて台本を読んだときの気持ちを大切にお芝居するようにしていました。先生を思うあまり周りが見えなくなってしまって人を傷つけてしまう不器用さもありますが、純粋なかわいい子です!

山田:純粋だよね。ピュアモンスター!(笑)。

秋田:そうですね(笑)。

――実際に役柄を演じてみていかがでしたか?

山田:演じていくごとにラブリンの気持ちが分かったんです。変態だけど、ラブリンや幸子にとっては純粋な愛。不思議な感じになりましたね。

秋田:私も台本を初めて読んだときは、幸子の気持ちがあまり理解できなくて不安だったんですけど、山田さんと同じで演じていくうちに自然と理解できるようになって。最後の方だと自分から先生にいきたくなるくらいになっていました。

山田:作品や役に入りこみ過ぎて、終盤は本当に苦しくなってきて、最終話なんかすごく辛くて。なんか幸子の写真が貼られた部屋にいると、すごく落ち着くんですよ。普通気持ち悪いじゃないですか?(笑)。汐梨ちゃんも理想の幸子で、お芝居していてすごく楽しかったし、最後のシーンは2人でやりながら「ステキ」って思ってました。

――秋田さんは山田さんと共演されていかがでしたか?

秋田:私、人見知りで現場に馴染むのも時間がかかる方なんですが、山田さんが初日からすごくたくさん話しかけてくださったおかげで、すんなり愛田先生に対して、幸子と同じ気持ちになれたんです。撮影期間が楽しかったのも、山田さんのおかげです!

山田:もっと言って(笑)。僕は主演でもどんな役でも、みんながこのドラマにでてよかったと思える楽しい現場になるようにと、どの現場に入っても思っていて。汐梨ちゃんとは年も13歳も違うし、本読みのときに人見知りだと感じたので、これはガンガン話しかけないとなって思い、コミュニケーションをとるようにはしていましたね。

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