1996年の放送開始から23年、レギュラー放送終了から17年が過ぎた今もなお、全国に根強いファンを持つバラエティ番組『水曜どうでしょう』（HTB）。6年ぶりとなる最新作が、12月25日（水）24時35分から放送されることがわかった。

『水曜どうでしょう』とは、1996年10月から2002年9月にかけてHTBでレギュラー放送された北海道ローカルの深夜バラエティ番組で、レギュラー放送終了後も数年おきに単発番組として放送。大泉洋と鈴井貴之に、藤村忠寿と嬉野雅道という2人のディレクターを加えた少人数体制で作られ、出演者の独特のキャラクターと奇抜な発想力や演出力で、じわじわと人気が拡大。北海道のみならず、全国に熱烈なファンを生み出した。

このたびの復活は「初めてのアフリカ」（2013年10月～2014年1月）以来、6年ぶり。2016～2017年にかけて、出演者やスタッフが公式サイトやSNS、様々なイベントの場で撮影開始を匂わせる発言をし、そのたびに「今回はロケを何回も積み重ねているらしい」「2018年には放送されるらしい（されなかったけど……）」「久しぶりに4人だけで旅に出たらしい」と、2年以上にわたり熱心なファンの間で様々な情報や憶測が飛び交うも、その真実は長きに渡り厚いヴェールに包まれてきた。

テレビ・映画・演劇と今も幅広い活躍を続ける“ミスターどうでしょう”こと鈴井、全国放送のドラマで主演を務めるなど今や押しも押されもせぬ国民的俳優へと駆け上がった大泉、そして独特のキャラクターと奇抜な発想力・演出力で番組をけん引する二人のディレクター陣・藤村と嬉野。

この4人からなる「どうでしょう軍団」が放つ“最新作“は、10月に開催された「水曜どうでしょう祭2019」の会場と、全国204館の映画館を結んで同時中継された「ライブ・ビューイング」で「第1夜」と「第2夜」が先行上映され、3日間で合計10万人が鑑賞した。

撮影が開始されたのは2017年、正月明け早々の1月8日。ロケ地はなんと、赤平市にあるミスター（鈴井）の自宅。元旦早々に大泉からディレクター陣にメールで突き付けられたという新作ロケに臨む上での「三ヶ条」。藤村Dが番組収録中にこぼした「水曜どうでしょう迷走中」の本音。史上最長、異例の企画発表となった“最新作”はこの先、どんな展開を見せるのか？

北海道以外の地域での放送は現在のところ未定。HTB北海道onデマンドでは、「第1夜」「第2夜」の放送開始から約5分後の配信が決定している。