BOYS AND MEN小林豊が萬田銀次郎役で主演『ミナミの帝王ZERO』鋭い目つきに注目

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BOYS AND MEN小林豊を主演に迎え、大阪・ミナミを舞台にした人気漫画「ミナミの帝王」の主人公・金貸し萬田銀次郎が誕生するまでの物語がドラマ化されることがわかった。『ミナミの帝王ZERO』(カンテレ、毎週木曜24:25~24:55※関西ローカル)として、4月25日からスタートする。

小林が演じるのは、原作・天王寺大、萬画・郷力也の漫画「ミナミの帝王」(週刊漫画ゴラク連載中)の主人公・銀次郎。借金はどんな手を使ってでも取り立てることから、貸し倒れ(貸した金を回収できなくなること)にあったことがなく、「ミナミの鬼」と恐れられている人物として描かれている。今作では、銀次郎がどのような生い立ちで、なぜ「ミナミの鬼」とまで呼ばれるほどの金貸しになったのかが明かされる。まさに、「ミナミの帝王」の原点となるドラマだ。

銀次郎の人格形成に多大な影響を与えた両親や、幼少期の事件、初恋の女性、銀次郎を金融スペシャリストに育て上げた人物などが登場。銀次郎が幼い頃、父親は、悪徳商事の社長の罠にはまり自殺に追い込まれ一家は転落。落ちるところまで落ちた銀次郎は、ある老人に助けられる。彼が組織した金融・IT・語学など様々な分野に長けたスペシャリスト集団「チーム銀次郎」から教育を受け、壮大な復讐を企てる。

小林は、銀次郎を演じるにあたり、原作漫画も熟読したそうで、「作品のイメージを崩したくないなと思ったので、漫画のシーンを大事にして演じています。たとえば眼鏡をとる仕草とか、しゃべっているときの手の動きなど、原作のファンの方にも、『あのシーンだ』と喜んでもらえるよう演じました。いつか成長したらあの萬田銀次郎になるだろうな、と想像してもらえるよう意識して演じています」と語った。

普段は茶目っ気があって柔和なイメージの小林だが、ひとたび役に入ると、まるで憑依したかのようにギラギラと復讐心をたぎらせる萬田銀次郎になりきる。その迫真の演技には、撮影現場を訪れた漫画家の郷も思わず「あ、銀次郎や」とつぶやいたほど。また、銀次郎の復讐を後押しするために組織され、銀次郎を教育するスペシャリスト集団「チーム銀次郎」を、BOYS AND MENの6人のメンバー(本田剛文辻本達規吉原雅斗水野勝田村侑久勇翔)が演じる。彼らから得た知識と教養を武器に、銀次郎は壮大な復讐への道を歩む。

小林は、このドラマの見どころについて、「萬田銀次郎は強い人間と言うイメージがあると思いますが、このドラマでは金貸しになる前の道のりを描いているので、弱い部分も見せています。親を愛しているからこその復讐心や、恋愛の苦しみといったラブストーリーの要素もあります。強い部分だけじゃなく、銀次郎のさまざまな感情や表情をみていただきたい」と力強くアピールした。

<ストーリー>
大阪・ミナミの露店で物を売り、裏では当たり屋として金を稼ぐ若者がいた。チンピラ然とした風体で眼光鋭いその男こそ、若き日の "萬田銀次郎"(小林)である。ヤクザさえも敵にまわし、命がけで金を稼ぐ銀次郎には、ある悲しい過去があった。

銀次郎が幼い頃、建設業を営む父・浩一郎が、巨大商社・阿久都商事の阿久都天勝による卑劣な詐欺行為により転落。100億円以上の負債を抱えた父親は自ら命を絶ち、そのショックで母親は病床に臥せることに。銀次郎は当たり屋をすることで母の入院費用を稼いでいた。

当たり屋をして瀕死の重傷を負った銀次郎は、ある日“長老”(関秀人)と呼ばれる老人に助けられる。阿久都への怨念を抱きながら、目的もなく生きていた銀次郎は、かつて当たり屋をした時に出会った心優しい女子高生・菜穂子が、阿久都の愛娘だったことを知る。銀次郎は彼女に近づいて阿久都に復讐することを決意するのだった。「阿久都を叩き潰したい!」と訴える銀次郎に、長老は最高の頭脳集団を集めて「チーム銀次郎」を組織し復讐のための手助けをする。そして5年後、ミナミの街に“萬城銀次郎”と名乗る男が姿を見せる。銀次郎の壮大な復讐が始まる。

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