稲川淳二、『怪談グランプリ2018』に期待大!歴代チャンプも参戦

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カンテレの夏の風物詩とも言える『稲川淳二の怪談グランプリ2018(仮)』(関西テレビ※関西ローカル)が、今年も開催。その模様が、7月22日(予選・日曜25:00~26:00)、29日(決勝・日曜25:00~26:25)に放送されることが決定。このたび、審査員長の稲川淳二と審査員の山口敏太郎が、カンテレ大阪本社(大阪市北区)で行われた会見に出席した。

プロアマ問わず全国から集まった怪談師たちに、不思議な体験や、恐ろしい話を披露してもらい、最も恐い怪談師No.1を決定する『怪談グランプリ』は、2009年7月19日にスタートし、今年で10年目を迎える。今回放送の『稲川淳二の怪談グランプリ2018(仮)』は10年目の集大成として、歴代のチャンピオンを集めて行われ、チャンピオンの中のチャンピオンが決定するというもの。

予選の収録を終えた稲川は「本当に拮抗していた。平均してみんなレベルが高いけど、でもそれぞれの怪談師によって怪談の色合いが違っていたのがいい」とコメント。続いて山口も「怪談師という職業は昭和初期に一度滅びてしまっている。だから僕は怪談師をスターウォーズでいう“ジェダイ”だと思っていて、ここに稲川淳二という“ヨーダ”がいます(笑)。今日の収録を見てようやく“ジェダイ”が増えてきたかなと思いました」と評価。

さらに今回は、観客の投票で勝敗を決めるという新しい試みも行う。そのことについて稲川は「一番公平じゃないですか。私はもう怪談を50年間やっています。毎日怪談をやっている人と、たまに怪談を聞く人とは見方に違いが出て当たり前。私の専門的な感覚よりも、見ている聞いているお客さんが素直に怖いと思った方がいいんじゃないかと思います」と納得の様子。山口も「公平に見ているつもりだけど、どうしても好みが出ちゃう。しかも僕は専門的に研究していて、稲川さんはプロだから、この頃は、もう何が怖いのか分からなくなってきました(笑)。目線がマニア化しているのかも知れません。そういった意味でも一般投票は素晴らしい!」と絶賛した。

また稲川は「私は常々『怪談というのは、どこで何があってっていう怖い事件を語ることではない』と言ってきました。最近は時代のせいか、その傾向が強いのですが、できればその裏にある、人の悲しさや心があると余計に盛り上がると思うんです。だからそんな“質の良い”怪談を語る方が現れるといいなと思います」と期待を込めた。さらに印象に残る出来事について「2016年の廃墟での収録中、何か感じると思ってある部屋を覗いたら、神輿があったんですよ。さらにその周りにはなぜか生活感があって……。ずっと音がしているのに誰もいないし、急に明かりも切れるし、パニックになりましたよ」とプチ怪談を披露し、「今年も何かあるでしょうね」とニヤリ。

22日(日)放送の予選では、過去の怪談グランプリに出演した実力派怪談師たち9名を招集し、ファイナルステージにすすむ2枠をかけたサバイバルバトルが行われる。一般客100人に最も怖かった怪談師1名の名前を書いて投票し、多く票を勝ち取った2名が翌週の決勝に出場。稲川、岡田圭右ますだおかだ)、山口は別室でその様子をモニタリングする。

29日(日)放送の決勝では歴代チャンピオン6名(島田秀平2012年、田中俊行2013、三木大雲2014、竹内義和2015、ありがとう あみ2016、早瀬康広2017)が集結。予選を勝ち上がった2名を加えた、計8名の日本最恐の怪談師たちが、前代未聞の頂上決戦に挑む。

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