千原ジュニア主演『新・ミナミの帝王』大東駿介とのタッグは息ピッタリ

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千原ジュニア主演のスペシャルドラマ『新・ミナミの帝王』(カンテレ)の第15作「ニンベンの女」が、1月13日(土)15時から放送される。

同作は、原作・天王寺大の漫画『ミナミの帝王』を実写化した人気シリーズ。千原演じる大阪ミナミの金貸し・萬田銀次郎は、貸し倒れ(貸した金を回収できなくなること)にあったことがないのが自慢で「ミナミの鬼」と恐れられている。そんな銀次郎が、紅は、依頼人が借金せざるを得なくなった問題に切り込んでいく姿を描くヒューマンドラマだ。

2010年の放送から8年を迎えた今年。萬田銀次郎を演じる千原と、銀次郎の舎弟・坂上竜一を演じる大東駿介は、ともに関西出身。映画版を含めるとシリーズ16作で師弟関係を演じる2人は、休憩中は会話に花を咲かせ、ドラマの中でも息ピッタリだ。

大東とのコンビについて千原は「芝居は、大東さんの土俵ですから、そこに僕が偉そうにお邪魔しているんです。でもそれを大東さんはええ感じで迎え入れてくれています」と、大東に敬意を示し、2人の関係は良好の様子。一方の大東は、「面白いもので、すごく慣れたチームで16回やっていても、年に一度、3週間くらいの撮影なので、毎回雰囲気が微妙に違うんです。みんなが年に1回ここに集まるという仕組みができていて、“新・ミナミの帝王のチーム”が完成しつつあるのかなという感じがします」と、千原を含め、9年目となる制作チームとの信頼関係の強さをうかがわせた。

今回放送される第15作「ニンベンの女」からは、女優・小芝風花が仲間入り。小芝が演じるのは、若き“偽造屋”の矢倉紅(やくら・べに)。銀次郎の客をだました詐欺師に協力していたことがばれ、「師匠」と仰いでいた雪本竹蔵(桜木健一)に破門を言い渡される。22歳で若くして裏の世界に足を踏み入れることになった、悲しい過去を抱えているという難しい役どころで、偽造書類で架空の土地売買をでっち上げる“地面師”に復讐しようと息巻く竜一(大東)に協力する。過去にバラエティー番組で共演した経験のある千原は、小芝の印象について「あんなに小柄で可愛らしいけど、背骨が太い感じがしますね。小芝さんが演じる紅は、いろんなバックボーンがあって、そういうのが見え隠れする非常にいい役どころというか、いいお芝居をされていると思いますね」と、絶賛。過去に映画でも共演したことのある大東は、「ちょうど僕が『新・ミナミの帝王』を始めたのが、彼女くらいの年なので、感慨深いです。とにかく“力強い目をした、透明度の高い人だな”という印象で、大人になってご一緒できるのは、すごく楽しいです。彼女には有無を言わさない力があるので、思いの熱量が高い紅の役にすごくピッタリだと思います」と、久々の共演を喜んでいる様子。

第15作の見どころについて尋ねると、千原はここ数年で問題となっている土地を巡る詐欺事件について言及。「撮影中に、ドラマに似たような事件が起こるくらい、リアリティーのある内容になっています! ぜひご期待ください!」と、ドラマへの手ごたえを見せた。大東は「“大阪に根付いた銀次郎の愛情”みたいなものを感じました。金貸しで、人から金を奪うような仕事に見えるけど、“銀次郎が人に与える物って大きいんだな”と感じた回でした。第15作はすごくてんこ盛りで、竜一としても覚悟を決めた恋愛をしますし、見たことのない萬田銀次郎を見られる回になっています!」と呼びかけた。

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