千原ジュニア「自分の中に正解がある」芸人と役者の違い

公開: 更新:

千原ジュニア主演のドラマ『新・ミナミの帝王13 ~光と影~』が、カンテレで1月14日(土)15時から放送。このほど千原が取材に応じ、同シリーズの役回りについて「僕はゴジラみたいなもので、僕が出てきてその周りを“わ~”って逃げ回って追い回して、みたいな。だから本当に周りの人たち、周りの役者さんに助けられているなという感じですね」と語った。

本作は、原作・天王寺大の漫画『ミナミの帝王』を実写化したドラマで、千原がミナミの金貸し・萬田銀次郎を演じ、依頼人が借金せざるを得なくなった背景に切り込んでいく姿が描かれる。『~光と影~』では、銀次郎は、孤独な青春時代に心を通わせた晴美(大路恵美)と島本(前川泰之)に再会。“人権派弁護士”として活躍する島本の裏の顔を知って怒りに震えることになる。

千原は、2010年に始まった同シリーズについて「まさかこんなに続くとは……。7年ですか? すごいですね! 小学2年生の人が中学2年生ですからね(笑)」と喜びを表現。主戦場とするお笑いでは「“もうちょっとこうやったら”とか、“ここは我ながらよし! 合格点かな”とかあります」と自分の中に正解があるのに対し、「お芝居は、現場で監督がOKって言ったからOKなんやろうということで、自分ではよくわからない恥ずかしさもあります」と違いを語った。

そして、金貸しがテーマと言うことで、千原のお金事情に話題が及ぶと、知り合いから多額の金を貸してほしいと頼まれた過去を告白。悩んだ末、“貸して縁を切る”か“貸さずに付き合いを続けていく”のか二者択一を迫ったところ、翌日相手から「今後も今まで通り頼むわ」と電話がかかってきたと言い、「“おお”って返したんですけど、内心“よかった~”って(笑)」と安堵したと言う。また若手時代に大阪のすし屋でバイトしていた頃、店長が残ったすしをくれたと言い、「売れていない芸人に対してこんなに寛容な街はないな」と、大阪の人の温かさを実感したと明かした。

また、ドラマの放送同日には、シリーズで初めてスクリーンに登場する『劇場版 新・ミナミの帝王』が公開される。この作品で千原は事務所の先輩である板尾創路と共演。芸能界に入った頃から世話になっていたという板尾について「唯一緊張する相手」と表現。「気恥ずかしさみたいなものがある中で、25年前に一緒に歩いていたミナミを舞台にした映画を2人でやらせてもらうというのは、不思議な感覚でした」と振り返った。さらに「次回は、本当にせいじとほんこんさんに出てほしい(笑)」と期待を寄せた。

最後に千原は、ドラマについて「萬田銀次郎が初めて自分の感情を露わにするレアケースになっていますので、そのあたりが見どころです!」、映画については「ドラマよりパワーアップしています! ドラマは関西のみですけど、映画になることによって関東とか地方の方にも見ていただけると思います!」とアピールした。

PICK UP