ぐっさん、王子・中野真矢を前に“好みのバイク”を女性に例えたところ…

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バイクの楽しさを伝える情報満載の『大人のバイク時間MOTORISE』(BS11、毎週水曜23:00)は、ナビゲーターに元Moto GPライダーの中野真矢を迎え、モーターサイクルシーンのハードからソフトまでをたっぷり紹介していくバイク専門番組。この度、7月より“ぐっさん”こと山口智充が、番組にレギュラー出演することが決定。旧友やお世話になった方々を訪ねていく企画「ぐっさんのバイク旅」シリーズがスタートする。

バイク好きでも知られる山口さんに、以前番組にゲストとして出演した際、中野さんと交わした“マニアックトーク”や、バイクへのこだわり、そして仲間内で作ったという「ヤマグチモータース」についても語っていただいた。

――以前、山口さんが同番組にゲスト出演された際、中野さんとはどのようなお話を?

マニアックな話をしていいですか(笑)? スピードを競うようなレーシングバイクなどは、女性で例えると“レースクイーン”。完璧な水着で隙の無い姿で「どうぞ皆さん見てください、私はクイーンです」っていうようなバイクだったらとしたら、僕の好みは、周りから見たらマニアックだけど「乗ったらメチャメチャいい。乗っている人にしかわからない」っていうようなバイク。例えますと“市民プールに来たお母さん”ですかね。「子供が市民プールに行きたいって言うから、そこのスーパーで買ってきた水着なんです」っていう感じ。実はこの人、本気出したらスゴイんじゃないか? という要素を踏まえている感じが好きなんです。バイクの話に戻しますと(笑)、“速い”が売りじゃないバイクだけど、乗った時に凄く良かったら「やった!」と思うんですよ。乗った人間にしかわからないところが、バイクの魅力なんじゃないでしょうか……と、そんな話をしましたね。真ちゃんは、「わかる!」とは言ってくれなかったけど(笑)。

――現在山口さんが乗ってらっしゃるバイクも、そういった点が気に入って購入されたのですか?

まぁ、そうですね(笑)。前から乗っているKZ900LTD(1976年製カワサキ)は、古い年代のバイクですがいい感じです。今乗っているのは、トライアンフのボンネビルT100というバイクですが、オートバイ冒険家の風間深志さんがプロデュースしているSSTR(サンライズ・サンセット・ツーリングラリー)で、大阪から能登半島の千里浜ドライブウェイまで走り、帰りはそこから東京に戻るというイベントに参加する機会があり、そこで長く走れる車両が必要だったんです。“最先端”という感じではなく、昔の面影を引き継いでいるようなところが自分のコンセプト合っていて、乗った時の鼓動感や、味わいみたいなものも決め手でした。

――バイクに乗る際の服装にもかなりこだわっているとお聞きしました。

ええ、これはもう言い出すときりが無いのですが。でも、“こだわり”と言っても、こだわりが無い分ちょっとお恥ずかしいんですよ。ようするに、自分がバイク乗る時の姿を“こうしたい”っていうモノに向かって、ずっと試行錯誤していて、答えが出てないんです。アイテムは作っていますが、「ヤマグチモータース」とロゴを入れたからどうなんだ? っていうね(笑)。今は、既成品にペイントしていただいているのですが、いつかは自分のオリジナルでライダーズファッションのアイテムを作りたいです。

――今着ているお洋服にも「ヤマグチモータース」と入っていますね!

これもペイントです。7・8年ぐらい前に、大阪のジーンズ会社の社長が面白がって作ってくれました。オリジナルな世界観は出来上がってきてはいるのですが、「これがいい」というものにはまだ手が届いてなくて……だから面白いんですけどね。ツナギやブーツ、グローブなどを試行錯誤して作り、そこで初めて、山口智充のライダーズファッションというものが、出来てくるんじゃないかな。この番組をご覧になった方が「これ着たい」とか「同じ格好したい」と思ってくださると嬉しいです。

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