横山裕&見取り図のMCに期待!「対に見えて根っこの部分は同じ」『ちまたのジョーシキちゃん』

公開: 更新:

民放公式テレビポータル「TVer(ティーバー)」では、11月1日より「大阪おもろ祭2021」と題し、関西地区の面白いバラエティ番組を紹介する特集を開催中。

関西テレビ(以下、カンテレ)からは、11月5日(金)にスタートする『ちまたのジョーシキちゃん』(カンテレ、毎週金曜19:00~)をピックアップ。この番組は、関ジャニ∞・横山裕見取り図盛山晋太郎リリー)がMCを務め、世の中のありとあらゆる“常識(ジョーシキ)”を調査するバラエティ。

このほどTVerでは、番組の村山尚純プロデューサーにインタビュー。番組の魅力はもちろん、村山プロデューサーだからこそ知っているMC3人の裏話などをお聞きしました。

村山尚純プロデューサー
村山尚純プロデューサー

――番組づくりの上で一番こだわっている部分を教えてください。

「常識」というものは、昭和、平成、令和という世代や、職業、地域などで変わってしまう不確かなものだと思っています。その不確かなものに対し、横山くんや見取り図たちが関西人らしいノリで、自由にトーク、ツッコんでいく形のため、あえて「常識」にとらわれないようこだわりを設けないようにしています。

――横山さんと見取り図をMCに起用された理由は?

横山くんと見取り図は一見対に見えますが、育った環境が似ていて、根っこの部分が同じで。『関ジャニ∞のジャニ勉』に見取り図がゲスト出演した際、「南大阪のカスカップル」のコントで横山くんにいきなりコラボしてもらいましたが、見事にハマっていて! 横山くんは見た目で言うとザ・アイドルなのに、そのコントでのドハマり感が凄く面白く、印象に残っていたんです。アイドル・横山裕と次世代を担うであろう芸人・見取り図であれば若い世代に好感をもっていただける化学反応が起きると期待して、3人をキャスティングしました。

――初回収録をご覧になって、横山さんと見取り図の相性はいかがでしたか?

見取り図は、横山くんのことを遠いアイドルだと思っていたけど、めちゃくちゃ近くに感じたようです。年齢も近い下町の兄ちゃんが3人でしゃべっている雰囲気がでているので、今後そこがより深まっていけばいいなと思います。

――村山さんだけが知っている 3人の秘密はありますか?

番組で10月22日からTikTokを始めましたが、3人ともどうやっていいのかわからず、グダグダで(笑)。そのグダグダぶりは、あえてまんま使っていこうと思っています。

――レギュラーに蛍原徹さん、ジャニーズWEST・中間淳太さんを起用されたのはどういった意図があるのでしょうか?

昭和世代を代表する方として、見取り図や横山くんを見守りつつ、好きにふるまえるおじちゃんのような方を入れたかったので、蛍原さんにお願いしました。中間くんは本当に賢い。政治についても話せますし、ポップな話もできてすごくバランスがいいんです。『ジャニ勉』でデビュー前から横山くんとも共演しているので仲はいいですし、その関係性をうまく出してもらえたらいいですね。

――ネタの選び方はどのようにされているのですか?

基本的に足で稼いだり、アンケートを使ったりしています。今は関西のネタが多いですが、全国に視野を広げてさまざまな地域の常識も取り上げたいと思っています。

また、番組の裏テーマ的なことで言うと、今の学生たちを盛り上げたいという思いがあり、今後、学生が発信しているものを相互でフォローしたりして、どんどん横に広げていき、若年層をテレビに向けたいと思っているんです。今の若い子は、冷めているイメージがありますが、学校に取材をかけると、めちゃくちゃ集まってくれます。付き合った馴れ初めをSNSにあげていたり、ラップや漫才をしていたり、昔に比べたら個性を前面に出しているなと感じていて。

面白い方々がいっぱい出てくると思うので、SNSをうまく使ったイベントをやれたらいいですね。盛山くんはラップができるので、ラップバトル選手権とかもよさそう。若者たちの熱狂の場を、番組を通して作りたいです。

「大阪おもろ祭2021」ではこのほか、『今ちゃんの「実は…」』(ABCテレビ)、『かまいたちの知らんけど』(MBS)、『川島・山内のマンガ沼』(読売テレビ)、『やすとものどこいこ!?』(テレビ大阪)の5番組がラインナップされている。

(取材・文:高山美穂)

PICK UP