出演した若手芸人は売れる!?『やすとものどこいこ!?』が愛されている理由

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出演した若手芸人は売れる!?『やすとものどこいこ!?』が愛されている理由
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民放公式テレビポータル「TVer(ティーバー)」では、11月1日より「大阪おもろ祭2021」と題し、関西地区の面白いバラエティ番組を紹介する特集を開催中。

テレビ大阪からは『やすとものどこいこ!?』(毎週日曜15:00~)をピックアップ。TVerでは同番組の魅力や裏話を探るべく、児島太一プロデューサーにインタビュー。

児島太一プロデューサー
児島太一プロデューサー

同番組は、「やすとも」の愛称で親しまれ、関西では圧倒的な知名度を誇る姉妹漫才師・海原やすよ ともこが、毎回ゲストと一緒に買い物をする街ブラ買い物バラエティだ。

――番組の見どころを教えてください。

芸人やタレントの飾り気のないお買い物の様子を、ただ単に楽しむ番組です。テレビでありながら演出がまるでない極めてゆるい番組で、進行はほぼタレントさん任せ。視聴者と同じ感覚で買い物を楽しんでいただいています。

――児島プロデューサーだけが知る番組の舞台裏や、MCのやすともさんの秘密はありますか?

コロナ禍になってからは、お店の方に迷惑をかけぬよう、おふたりはとても気を遣われています。収録時にもエコバックを持参するなど、環境にも配慮していらっしゃいます。番組開始から10年、スタッフをとても大事にしていて、カメラが回っているところでも、いないところでもスタッフへの声かけがあり、チームワークの良さを感じます。

――ミルクボーイなど、同番組に出てから売れた芸人さんも多いですが、それは偶然ですか?

特に意識はしていませんが、番組出演前後に売れっ子になるなどタイミングがすごいですよね。ただ、あんまり売れると東京進出で多忙になり大阪での出演機会が減るという制作サイドの悩みはあります(笑)。

――ライバルだと思っている番組はありますか?

ライバルという感覚は無くて。しいて言えば、やすともさんの冠番組『やすとも・友近のキメツケ!※あくまで個人の感想です』(カンテレ)、『やすとものいたって真剣です』(ABCテレビ)は、他局ですが姉妹番組として勝手に認識させていただいております(笑)。おふたりも出演時に同番組のことを口にしてくださったり、逆に他局の番組でこちらの番組のことを話題にしたりするので、ライバルというよりは仲間意識という気持ちで、拝見させていただいています。

――TVerでの配信が始まって以降、変わったことはありましたか?

全国区での認知度が上がり、出演した若手芸人からは「地方営業で知ってもらえていた」「舞台での反応が前より良くなった」などの声が届いています。TVerの再生回数は、指標としてスタッフ・出演者で共有しています。

――今後の目標を教えてください。

10年、買い物だけをしている番組なので、視聴者をどう楽しませるか、飽きさせない取り組みを実践中です。2022年1月16日で放送500回を迎える予定なので、そこに向けて面白いコンテンツを考えていきたいです。もちろん、TVer再生回数のランキング入りも狙っています。やすともさんは韓国に行きたいようなので、コロナ収束後には、以前のように海外などで収録も行ってみたいです。

「大阪おもろ祭2021」では、このほか『今ちゃんの「実は…」』(ABCテレビ)、『ちまたのジョーシキちゃん』(カンテレ)、『川島・山内のマンガ沼』(読売テレビ)、『かまいたちの知らんけど』(MBS)の5番組がラインナップされている。

(取材・文:佐藤文子)

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