霜降り明星・せいやはアツい男「思いっきり“お笑い”をやりたい」に応えたい『今ちゃんの「実は…」』

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民放公式テレビポータル「TVer(ティーバー)」では、11月1日より「大阪おもろ祭2021」と題し、関西地区の面白いバラエティ番組を紹介する特集を開催中。

ABCテレビからは、今田耕司がMCを務める『今ちゃんの「実は…」』(毎週水曜23:17〜)をピックアップする。サバンナ八木真澄高橋茂雄)、シャンプーハットこいでてつじ)、ダイアンユースケ津田篤宏)、霜降り明星粗品せいや)らレギュラー芸人がロケに出向き、知られざる事実「実は…○○だった!」を次々明かしていく同番組。スタジオでは、今田のほか、小籔千豊月亭八方らがVTRを見守る。

今回、プロデューサーの山田拓さんにインタビューを実施。今田の印象や、レギュラー芸人の裏話を語ってくれた。

山田拓プロデューサー
山田拓プロデューサー

――今年で番組は13年目を迎えました。番組づくりをするうえでの“こだわり”を教えてください。

出演者のみなさんに楽しんでもらうことですね。関西吉本芸人のオールスターが集まっていますが、あまり媚びすぎず、こちら側が考えた“面白いと思うこと”を提案したうえで、彼らにも「楽しんでもらう・楽しいと思うことをしてもらう」というウインウインの関係が理想です。

番組に携わって1年半ですが、僕が入って少し変えたのは、アインシュタイン、ミルクボーイ、霜降り明星など、若手の芸人たちのロケをお笑いに特化させた点。みんな率先して楽しんでくれているので、シフトチェンジして良かったなと思っています。

サバンナ・高橋茂雄、ダイアン・ユースケ
サバンナ・高橋茂雄、ダイアン・ユースケ

――今田さんの印象を教えてください。

今田さんが55歳で僕が34歳なので、20歳離れているんですけど、僕みたいな若いプロデューサーの意見もしっかり聞いてくださるんです。「こうしたいんですけど」とお伺いを立てても「やったらええやん」と聞く耳をもってくださる方で、積極的に仕事ができる環境を作ってくださいます。あとは、テレビで見る以上にスタイル抜群ですね(笑)。

今田耕司
今田耕司

――ロケをやっていて印象に残っていることは?

みなさんそうですけど、特に霜降り明星のせいやくんは笑いに対してアツい。霜降りが担当しているロケ企画「もうひとつのM-1グランプリ」でVTRのウケがいいと、スタッフと喜びを分かち合っていますね。

ロケも毎回一生懸命で「『実は…』では(東京ではあまりできない)“お笑い”を思いっきりやりたいんです」と言ってくれるので、僕らもその気持ちに応えたいなと思っています。

霜降り明星・せいや
霜降り明星・せいや

――TVerの再生数やマイリスト登録などは気になるものですか?

特にABCテレビでは『相席食堂』がとても人気なので、気になりますね。改めて“テレビってよく見られているコンテンツなんだな”と実感しますし、プラットホームのひとつとして、TVerでも見てほしいというのはあります。

配信に関しては、関西以外の方がよく見てくださっているのですが、別の地域の方は関西の情報に興味がないと思うので、そのあたりのさじ加減が課題かなと思っています。

――関西以外の方は、情報以外の部分にある“笑い”も楽しみにしているんでしょうね。

そうなんですよ。若手のロケを笑いに振ったのも、TVerを考えている側面があります。

――最後に番組の野望を教えてください。

番組を13年やっている中で、新たに配信というツールができたので、全国の方に知っていただけるような番組作りをしていきたいです。東京の売れっ子たちの見られない顔が見られる番組ですので、視聴者の方には、情報・笑いがすべてつまったこの素晴らしい番組を“力を抜いて”ご覧いただきたいです。

「大阪おもろ祭2021」ではこのほか、『かまいたちの知らんけど』(MBS)、『ちまたのジョーシキちゃん』(カンテレ)、『川島・山内のマンガ沼』(読売テレビ)、『やすとものどこいこ!?』(テレビ大阪)の5番組がラインナップされている。

(取材・文:浜瀬将樹)

スタジオの様子
スタジオの様子

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