北村有起哉、“ムショぼけ”元ヤクザを熱演「怖さと面白さを兼ね備えてる」

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北村有起哉が連ドラ初主演を務めるドラマ『ムショぼけ』(ABCテレビ、毎週日曜23:55〜/テレビ神奈川、毎週火曜23:00〜)がスタート。10月3日放送の第1話では、北村が見せる演技に「怖さと面白さを兼ね備えてる」と好評の声が上がった(以下、ネタバレが含まれます)。

長年の刑務所暮らしによって世の中の環境やスピードについていけない、「ムショぼけ」と呼ばれる状態にある元ヤクザの男のストーリー。

5000万円の報酬と組長就任を条件に、敵対相手の狙撃に打って出たヤクザ・陣内宗介(北村)。しかし約束は反故にされ、ひとり14年の懲役へ出向くことに。獄中では妻に離婚届を突きつけられ、身を挺して守ったはずの兄弟分・HIRO(コウテイ九条ジョー)はなぜかインフルエンサーに転身。懲役中に一度も挨拶に来なかったばかりか、あげくのはてに自分のことを「舎弟」呼ばわりしていた。

久しぶりのシャバではレジ袋が有料であることに戸惑い、オカン(末成映薫)に買ってもらったスマホの操作にも慣れず、時代の流れに取り残されたことを痛感する陣内。ヤクザ時代の盟友・さとし(松尾諭)には暖かく迎え入れられるが、会話の端々には刑務所言葉が顔を出し、壁の前に立つと刑務所時代の習慣で反射的に瞑想を始めてしまう。

それでも精一杯の強がりを見せる陣内だったが、ことあるごとに刑務所時代の夜勤部長(板尾創路)が幻となって現れ、「お前は『ムショぼけ』だ」と、陣内に現実の厳しさを突きつける。追い詰められた陣内は、甘い約束で自分を罠にかけた兄貴分・平松(木下ほうか)のもとへ報復に出向くが……。

SNS上では、主演の北村が見せる、迫真ながらもコミカルな演技に「怖さと面白さを兼ね備えてる」「孤独な部分もあるけど、笑えるとこがあるのも良い」との声が上っていた。

次回第2話は、10月10日放送。当時の威厳を失い、みすぼらしい姿に変わっていた因縁の相手・平松に、陣内はある頼みごとをする。

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