重傷を負った主人公の運命は…?『ハンドメイズ・テイル/侍女の物語』シーズン4

公開:

Huluプレミア『ハンドメイズ・テイル/侍女の物語』シーズン4(全10話)が、8月27日(金)からHuluにて独占配信スタート、以降毎週金曜日に1話ずつ追加配信される。

文学界の巨匠マーガレット・アトウッドのディストピア小説を原作に、MGM Televisionと米国Huluがテレビドラマ化した本作は、エミー賞を多数受賞しており、2017年には動画配信サービスのオリジナルドラマが作品賞を受賞するという史上初の快挙を達成。さらに2018年ゴールデングローブ賞TVシリーズドラマ部門にて作品賞と主演女優賞(エリザベス・モス)の主要2部門を受賞するなど、今なお様々な賞レースを席巻し世界のメディアが絶賛する話題作。さらに、女性が虐げられた理不尽な世界と同時に女性の強さを鮮烈に描いた本ドラマは、世界中の社会問題とリンクすることから、世界的にも注目され高い評価を得ている。

そして、最新シーズンでは主演のエリザベス・モスが3エピソードの監督に初挑戦。現地時間7月13日に発表された第73回エミー賞では、ドラマ部門作品賞、主演女優賞(エリザベス・モス)、助演男優賞、助演女優賞、ゲスト女優賞、監督賞など、主要部門を含む15部門21ノミネートを果たした。9月に開催される授賞式での結果が期待される。

なお、『ハンドメイズ・テイル/侍女の物語』シーズン4の製作総指揮はブルース・ミラー、ウォーレン・リトルフィールド、エリザベス・モス、ダニエル・ウィルソン、フラン・シアーズ、アイリーン・チェイケンエリック・タックマン、ジョン・ウェバー、シーラ・ホッキン、フランク・シラキューサ、キラ・スナイダーが務める。また、本シリーズの製作は MGMテレビジョン、国際的な配給はMGMが手掛ける。

環境汚染が原因で少子化が深刻化した世界で、妊娠ができる健康な身体を持つ女性は、家族、仕事、財産、そして人権をも突然奪われ「子供を産むための道具=侍女」として上流階級の夫妻のもとに送り込まれることが法律で決定している。その恐ろしく異様な世界で、侍女として仕えることになった主人公ジューン(エリザベス・モス)。侍女たちが行動を極限まで制限された監視下の世界で、どのように今を“生き抜く”か、ジューンの目線を通して力強く描く。

ティザー予告では、リディアおばの「あなた方は主の聖なる器です」という、侍女を「子供を産むための道具」とみなすセリフが響き渡り、それに対抗するように「私たちは隠れない」「私たちが変える」という反撃に転じるジューンの力強いセリフと共に、ジューンと眼帯が印象的なジャニーンが侍女の衣装を脱ぎ、走り出す姿が映し出される。あわせて公開された場面写真では、2人が手を取り合い逃亡する様子や、侍女の服ではなくラフな姿で何かを見つめて驚く様子、追い詰められて怯える侍女たちの姿、カナダ政府に拘束されたウォーターフォード夫妻のこれまでとは違う雰囲気を醸し出す様子が見られ、さらなる変化が起きていることがわかる。シーズン3でギレアドの子供86人と女中9人をカナダに亡命させるために重傷を負ったジューンが共に闘った侍女たちとどのような運命をたどるのか。

<ストーリー>
天使のフライトにより86人もの子供たちをギレアドからカナダへ亡命させることに成功 したジューンだが、深い傷を負ってしまう。ともに逃亡する侍女たちに助けられながら、 何とかある農場まで避難することに。そこで侍女たちを匿ってくれたのは、まだ14歳のキーズ夫人、エスターだった。

身体を休め、回復したジューンは、再び女性たちを先導するべく立ち上がることを決意。そんな中、司令官夫人であるまだ幼いエスターもひどい仕打ちを受けていたと知ったジューンは、娘のハンナとエスターが重なり、彼女も一緒に連れていくことを約束する。しかし、次の隠れ家を目指して農場を発つ計画をするジューンたちに、執拗に追ってくるギレアドの者たちの手がすぐそこまで迫っていた。

一方、カナダで拘束されたままジューンの偉業を聞かされたウォーターフォード司令官夫妻。対立しあっている2人だが、皮肉にもある奇跡が起こり再び結び付けられることに……。

PICK UP