「闇営業問題の比じゃない」2020年に吉本で起こった“重大事件”を若手芸人が語る

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千鳥大悟ノブ)の冠番組『いろはに千鳥』(テレ玉、毎週火曜23:00~)。8月10日の放送では、2020年に起こった吉本興業での重大事件について語られた。

ゲストの令和ロマン高比良くるま松井ケムリ)とそいそ〜すカメオナベ)が、「一昨年は闇営業問題があったけど……」と、2019年に起こった事件を引き合いに出すが、昨年の事件にはピンときていない千鳥。しかし、ゲストは「昨年の事件はその比じゃない」と豪語する。

その事件とは、ズバリ「2020年 神保町維新」。芸人が芝居を披露するための劇場だった神保町花月だが、2020年によしもと漫才劇場にリニューアル。令和ロマンもそいそ~すも、現在は神保町で活動しているという。「なぜ僕たちが神保町芸人にならなければいけなかったのか」と不満を感じ取れる言い方をする高比良。その理由を説明するため、2020年以前の劇場のヒエラルキーを紹介。トップにルミネtheよしもとが君臨しており、続いて大宮ラクーンよしもと劇場、よしもと幕張イオンモール劇場、ヨシモト∞ホールという並びになっていた。

ヨシモト∞ホールは次のスターを生み出す若手のための劇場。出演条件は、芸歴10年以下というだけ。ニューヨーク空気階段などの旬の芸人の中に、令和ロマンとそいそ~すも交じって出演していた。しかし、神保町花月がよしもと漫才劇場にリニューアルした途端、条件が改訂。芸歴9年目以上で、オーディションに優勝した芸人のみ立つことが許される場所となってしまったのだ。芸歴が短いというだけでヒエラルキーの下に追いやられた若手芸人たち。それに加え、降格せずルミネtheよしもとへと進んだ若手もいることから、不満が爆発しているよう。

若手が怒りを露わにする一方で、千鳥は「それが芸人のシステムだ」とピシャリ。「よしもと漫才劇場でトップに立つために責任感を持つ。そこからM-1に出てバカ売れする芸人は必ずいる。チャンスだと思えよ!」という正論をぶつけられ、1人を除いて目の色を変えていた。

次回は8月17日に放送される。

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