加藤シゲアキ、“目”のせいで不遇な人生を送った男を熱演「引き込まれた」

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NEWS加藤シゲアキが主演を務める『世にも奇妙な物語’21夏の特別編』の一遍『三途の川アウトレットパーク』が、6月26日に放送。転生をテーマにした感動のストーリーと加藤の演技に、SNS上では絶賛の声が相次いだ(以下、ネタバレが含まれます)。

霧のかかった川辺で目覚めた木村孝(加藤)は、「三途の川」と書かれた看板を見つけ、自分が死んだことを知る。すぐ側に建っているのは、寂しい川辺には不釣り合いな巨大なショッピングモール。呆然と立ち尽くす孝に近づいてきた冥界の住人・サイノ(芋生悠)は、あそこが「三途の川アウトレットパーク」だと告げる。

抽選によって来世も人間に生まれ変わることが決定した孝は、そのまま「三途の川アウトレットパーク」に向かう。ここでは前世で貯めた徳を使って、容姿や才能など来世に役立つ買い物ができるという。しかし、孝が持っているのは、たったの6文。前世である罪を犯したせいで、孝の徳はほとんどなくなっていた。

「三途の川アウトレットパーク」をぶらついていた孝は、重病でこの世を去ったという野球好きの少年・田中春(潤浩)と出会う。仲良くなった春に、来世で変えたいところを聞かれた孝は「しいて言うなら“目”かな。もう少し綺麗でキラキラした目なら、マシな人生を送れていた気がする」と回答。しかし、春は「僕は好きだけどな、お兄ちゃんの目」という。

目つきの悪さから不遇な人生を歩んできた孝は、春の言葉である人のことを思い返していた。それは、生前に仕事先の病院で知り合った大原芽生(島崎遥香)という入院患者の女性。芽生は「初めてあなたの目を見たとき、私とどこか似ているなって」と言い、孝に思いを寄せる。一方、芽生と親しくなった孝は、重病を患っていた彼女の高額な手術費を得るために、ひったくり強盗を実行。警察から逃げる最中に、歩道橋の階段から足を滑らせて死亡してしまう。

自身が死んだことよりも芽生のことを気にかける孝の前に、芽生本人が現れる。芽生は、孝が得たお金で手術を受けたものの、うまくいかずにここへ来ることになってしまったという。そして、前世の縁を来世でも引き継いでくれるお守りを「三途の川アウトレットパーク」で購入していた。束の間の一時を過ごす孝と春と芽生の3人。これまで自暴自棄になっていた孝は「なんだよ、ちょっと来世が楽しみになってきたじゃないか」と思い直していた。しかし、生まれ変わるための渡し船の出発時刻が迫る中、孝は春の落とした家族写真を拾ったことで、ある事実を知ってしまう。

孝の思いと決断に、SNS上では反響が続出。「感情揺さぶられた」「すごく切なかったけど、後からじわっとあったかくなった」「とても切なくて素敵なドラマ」などのコメントが寄せられると同時に、主演を務めた加藤の芝居に対しても「演技上手かったなー」「引き込まれました」「泣きの演技めちゃめちゃ良かった」などの声が上がっていた。

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